炎色反応
2006年8月10日 (木)
炎色反応とは、ある元素を炎の中に入れたときに元素固有の発光を示す現象のことで、花火や定性分析に利用されています。

炎色反応は、元素が炎により励起され、下位準位に戻る際に、その準位差に相当する波長の光を放出することで生じ、その放出光が可視領域にあるときのみ人の目に観察されます。
発光させるにはまず試料の原子化が必要です(固体ではバンド構造のためにスペクトル遷移が生じないため)。また、上位準位から下位準位に戻るときの発光を利用するので、上位準位に励起させるだけのエネルギーも必要になります。したがって、常温常圧では発光は起こりません。自由原子状態(ガス状態)にし、また上位準位まで励起するだけのエネルギーがあって初めて発光が生じます。化学実験などではガスバーナー、花火では火薬などをエネルギー源として炎色反応を起こしています。
花火の体に体当たりしてくる音が好き。