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長崎市長暗殺される。昨年冬、長崎を訪れたことが因縁のよう…

去る4月17日午後7時50分ごろ、伊藤一長・長崎市長が指定暴力団山口組系水心会の会長代行に銃撃され、翌18日の午前2時ごろに絶命された。市長選の最中、JR長崎駅前の選挙事務所に戻ったところを襲われるという前代未聞の凶事で、犯行の動機は個人的恨みだというが、数々の疑惑がつきまとっており、真相はいまだ闇の中である。

僕は昨年冬、長崎を訪れた。一昨年冬の広島訪問をきっかけに、ぜひ修学旅行以来一度も行っていない長崎を改めて見ておかねばと博多出張のついでに脚を伸ばしたのだ。で、「2006年冬・HIROSHIMA」に続く新曲「2007年冬・NAGASAKI」をつくった。そのことが因縁めいて僕に決意を促す。政府、警察、メディア、いわゆる権力側は、この事件が“民主主義と平和をないがしろにした歴としたテロ”なのに、そうした扱いをしない。だから折に触れ、長崎市長暗殺テロ事件のこと、言い続けたる!!っと。そして愚直なまでに、戦争も核兵器もない世界をつくろうと訴え続けようと。


故・伊藤元長崎市長のご冥福を祈るとともに

故・伊藤元長崎市長のご冥福を祈るとともに、その志を引き継ぐ意志を込め「核兵器廃絶-地球市民集会ナガサキ 第三回大会」(2006年10月21日〜23日開催)における氏の開会挨拶の要約を掲載いたします。以下要約文<私たちは非核三原則の法制化を求める。法制化すれば日本国の非核の意志を明確に発信でき、北朝鮮と韓国、そして日本を含む形の北東アジアの非核地帯創設に道が開けると思う。必ず実現せねばならない大きなテーマだと考える。今、非核地帯は世界各地に広がっている。今年9月には、中央アジアの非核地帯条約が署名された。東南アジアは既に締結、南半球のほとんどは非核地帯化されている。そういう中、唯一の被爆国・日本が非核地帯を実現できないということはおかしいと思う。何としても、まずこの日本国が核兵器の依存から脱却し、非核地帯となり、さらに非核地帯をまだ達成していない国々にそのネットワークを広げていくという地道な努力が、世界中から核兵器をなくす、一つの大きな方策になり得ると思う>

「夢物語でも、途絶えることもない。君もおいで、輪をつくろう。いのちをつなぐ輪を」
(ジョン・レノン「Imagine」より・訳:岡本光彰)
まつり呼びかけ人代表:岡本光彰(神戸横丁の唄うたい)



2006年冬・NAGASAKI
作詞・作曲:岡本光彰 2007.01.01


浦上天主堂を出たのは 午後三時前
朝からそぼふる小雨がにわかに どしゃぶりになり
雪あられまじりで ふりそそぐ
2006年12月17日 NAGASAKI

黄色いバンダナ帽子がわりに 歩きつづけた
冬の冷たい雨に打たれながら 歩きつづけた
涙ながしながら 歩きつづけた
どこかで神戸の街につながっていそうな坂道

かつての浦上あたりはキリシタンの集落で
その見張り役として被差別部落が置かれていたという
あろうことか ふたたび 原爆は
あたかも宿命のごとく この地の上に落とされた
原子の炎は 廃墟の影に
ヒバクシャという新しい差別を残した

一億総火の玉 本土決戦だと 息巻いていた
大日本帝国の 虚構が崩れ 無条件降伏
日本ヨイ国キヨイ国 世界ニ一ツノ神ノ国
一億総ざんげで おぞましい呪縛は解かれた

クリスチャンは手を組み ひざまづき頭をたれる
詩人は からっぽの爆心地にコトバを突き立てる
僕はただひたすら 歩きつづける
行くも戻るも留まるも ままならず

瞼に焼き付いたのは 悲しくも優しい被爆のマリア
心を揺さぶるのは ひとりひとりの命の物語
希望をくれたのは 長い時を経て
あの日あの頃を語りはじめた NAGASAKI

ロマンチシズムも ニヒリズムも涙で流した
小ぶりになった雨があがって 青空がのぞく
殺しあう歴史に ピリオッドを
打つことができるのは今生きている私たち

祈りも怒りも安らぎも 絶望でさえも
すべてが明日への道しるべとなる 真実のかけら
聞かせてください 長い時を経て
止まってしまった時間を動かす声を NAGASAKI
殺しあう歴史に ピリオッドを
打つことができるのは 今生きている私たち