最近、大学院に進学したことについて、これで本当によかったのかと不安になることがあります。博士の称号を取ることは小さいころからの夢でした。それを改めて思い出すためにこの2つの作文を載せます。僕の夢って、大きいのか小さいのか?小学校1年生と2年生のときの作文です。
「ぼくのねがい」 一ねん うめぐみ いわたまさし
(1) うちでへびがかえるといいな
(2) おとうさんがあんまりおさけをのまないといいな
(3) 二年生になっても先生がかわらないといいな
(4) おおきくなったらかがくしゃからはかせになりたい
(5) (4)ばんのことをきいてもわらわれたくないな
解説
(1) 僕は小さい頃から生き物がなんでも好きで、特にヘビを飼いたかった。その後父が山でヘビの子供を捕まえてきて、少しだけ飼ったことがある。昆虫や鶏卵をエサとしてあげたが、全く食べず、すぐに近くの雑木林に逃がしてあげた。後で分かったことなのだが、注射器で卵を口に押し込んでやらないと食べないようだ。それから、このときのヘビって、「アズキヘビ」という種類で毒があったらしい。子供は何にも恐れないからね。ああ、こわ。
(2) 父は普段はとてもいい人なのだが、酒癖が悪く、お酒を飲んで帰ってくるとすぐに悪口を言ったり、叩いたりする。それでいつも母と喧嘩していた。それが原因で母も離婚を考えたことがあるらしい。今は、喧嘩しながらも仲良くやってくれているらしいが、父の酒好きは相変わらず。糖尿病なんだから、ちょっとは節制してね。
(3) 1、2年生の頃の担任の先生は、作文が好きで毎週作文の時間がありました。お陰で、そのころの作文が今でもたくさん残っていて、とてもいい思い出です。僕の文章はこの頃に原型ができました。今でもその先生とは年賀状を交換しています。
(4) 博士になりたいと思ったのは、多分、ロボットもののアニメを見たせいだと思う。主人公でさえも、ロボットを作った博士にはいつもペコペコしてたから、子供心に一番偉いのは、「博士」だと思ったのかな。
(5) 博士になりたいという気持ち、みんなに笑われないように、僕が実現してあげる。
「大きくなったら。」 二ねん うめぐみ いわたまさし
ぼくは、大きくなったらなんでもやっている、はかせになりたいです。
ぼくは、じっけんがじょうずで、ロボットもだんぼうるだけど*1じょうずに作れます。
それに、がらくたのいっぱいあるところでテレビの中に入っているじしゃくをとりだしたりして、よくあそびます。
ぼくは、どうしてはかせになりたいかというと、どうぞうをすいごうこうえん*2に作ってもらって、しんでもぼくの名前がのこるようになりたいのです。もしもどうぞうを作ってもらえなかったら、お金をだして、自分で、作ってもらいます。
ぼくがはかせになったら、まずなんでもめいれいしたら、そのとうりになるロボットのまねっこというロボット*3をつくります。
そのロボットがへんしんするとほんものと声も、顔も、なにからなにまでいっしょになります。
それからおこめを入れてぼたんをおしたら一分かんでおこめがたけるスーパーじゃあ*4を作ります。
つぎに一日ぶんのごはんをたまにした、一ぱんしょくというたまのごはん*5を作ります。
解説
*1 ロボットを段ボールでつくるというあたりが、子供らしくていいですね。
*2 水郷公園という公園が実家の近くにあります。銅像を作りたいと言うのは、母がいつも中学にあった二宮金次郎の銅像の話をしてくれていたせでしょうか。今は自分でお金を出してまでとは思いませんが、死んでも後に残るような仕事をしてみたいものです。
*3 人気アニメのパーマンでコピーロボットというのがありましたね。でも、この作文を書いたときは、コピーロボットのことは知りませんでした。子供がする願いというのは案外みんな同じなのかな。
*4 昔からご飯が好きでしたから。ご飯が炊けるまでの時間が待ちきれなかったのでしょうか。なんだか、子供らしいちっちゃな夢でいいですね。博士になって炊飯ジャーを作りたかったのかな?
*5 食べ物のことばかりですね(^^;) でも今、手軽に食べられるバランス栄養食というのが、流行ってますよね。忙しい現代社会を見越した、先見の明ですね。ってほどでもないが。ロボットや炊飯ジャーを作ったりはしないけど、動物の好きな僕が選んだ獣医学博士への道。最後までなんとかやり遂げるぞ。