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※番組は総合TVでの放送で、キャスターの石井かおるアナウンサーによる進行。テキスト部分では話された内容だけを収録していまして、写真は後日当方で撮ってきたものです。東海アーカイブスのコーナーは過去の映像の再送から始まりますが、略
- (石井)
- 「平成11年制作の、司馬遼太郎原作から作りました番組’甲賀と伊賀の道’ご覧いただきました。4年前に制作されたこの番組の中で、炭焼きをされていた福森さんと稲本さん、今もお元気で、炭焼きの方は体と相談しながら続けてらっしゃるという事でした。そして三重県上野市の寺で発見された薬師如来像なんですけれども、今はお寺で観る事はできません。今は四日市市の博物館に管理をお願いしているという事でした。さて、司馬遼太郎の世界をもっと楽しみたいという方にお薦めのスポットを、今日はリポーターの西村育子さんが、取材してきましたので御紹介しましょう。よろしくお願いします」
- (西村)
- 「よろしくお願いします(^^)司馬さんが亡くなって7年経つんですが、今も司馬さんの作品は、たくさんの方に読み継がれています。司馬さんの世界をもっと感じていただきたいという博物館が、司馬さんの暮らしていた街・東大阪市にできました。そこでは、司馬さんが生前使っていた書斎を観たり、愛用の品を観たりする事ができるんです(^^)VTR御覧くださいっ」
(VTR画面、白いタートルネックの西村さんが左手から歩いてきて門から入っていく)

- (西村)
- 「司馬遼太郎記念館は東大阪市の、閑静な住宅街にあります。」
(VTR画面、庭の木立の中を奥へ歩いていく西村さんの後姿)
- (西村)
- 「司馬さんが生前暮らしていた御自宅の書斎の見学と、さらに奥に行くと、2年前にできた、記念館があるんです(^^)」
(VTR画面、庭を散策する西村さん)
- (西村)
- 「この、お庭も見所の一つで、司馬さんが好きだった季節の草木が植えてあるんです」
- (石井)
- 「ええ」
(VTR画面、庭から観る書斎の様子)
- (西村)
- 「そしてっ、この庭づたいに書斎があります。大きな、窓ガラス越しに中をのぞく事ができるんです(^^)司馬さんが亡くなったその日のままの状態にされています」
- (石井)
- 「ずいぶん古い本が、並んでいますねー」
- (西村)
- 「はーい。司馬さんは歴史小説を書くときに、古本屋さんから本をトラック一杯分買った(^-^)なんて伝説があるんですが、それも、納得してしまいました(^-^)」
(VTR画面、机上に置かれている愛用のめがね、筆記具等のアップ)
- (石井)
- 「司馬さんがヒョイと出てきそうな感じですねー(笑)」
- (西村)
- 「そんな雰囲気です〜(笑)このー道具を使って、実際に書いていたそうです。たくさんの...ペン、それからー...虫眼鏡もありましたっ(^-^)」

(VTR画面、窓際の長椅子と木漏れ日)
- (西村)
- 「そしてこの日当たりのいい所は、疲れるとこの長椅子に座って、外の景色を眺めたりしたんだそうです」
- (石井)
- 「こんな景色を眺めていたんですかねー」
(VTR画面、記念館の外観)
- (西村)
- 「そして、さらに奥に行きますと...建築家の、安藤忠雄さん設計の、とても、おしゃれな建物があります」
- (石井)
- 「現代的な建物ですねー」
- (西村)
- 「はあい光がたくさん入る造りになっています」
(VTR画面、壁面を埋めつくす巨大な本棚と読書コーナーの映像)
- (西村)
- 「そして、入るとまず出迎えてくれるのがこの本...」
- (石井)
- 「すごい本(の量)ー」
- (西村)
- 「壁一面なんです〜(^^)地下1階から地上2階まで、吹き抜けで高さ11メートルあります」
- (石井)
- 「はあー...」
- (西村)
- 「2万冊、あるんです」
- (石井)
- 「これ司馬さんの持っていらした本...」
- (西村)
- 「はい。司馬さんの作品と、えー原稿を書く時に使った資料や、辞書なんです。司馬さんの作品を実際に手に取ってみる事はできないんですけれど、でも眺めているだけでも充分迫力があります」
- (石井)
- 「あっ’街道をゆく’もありますねー」
- (西村)
- 「はぁい(^-^)」
(VTR画面、展示されている万年筆群)
- (西村)
- 「そして、この本棚の一番下の所はショーケースになっています。ケース越しに、ゆかりの品を観る事ができます。」
- (石井)
- 「あー万年筆も、たくさん持っていたんですねー」
- (西村)
- 「ええ。そして...」
(VTR画面、ケース内の色鉛筆群のアップ)
- (西村)
- 「色鉛筆です。」
- (石井)
- 「こんなに沢山の色を使ってたんですか?」
- (西村)
- 「そうなんです。これは原稿を書く中でとても大きな役割を果たしていました」
(VTR画面、展示されている原稿、色鉛筆で書き込みがある)
- (西村)
- 「自筆の原稿です」
- (石井)
- 「ほんとだ、いろんな色を使ってますねー」
- (西村)
- 「はあい。原稿を、削ったり、加えたりを、この緑や、黄色や、赤で分けていたんだそうです。これよ〜く見ると何色が削った色とか、何色が加えた色とか、それを見るのも楽しいなと、思いましたっ(*^_^*)」
(VTR画面、展示してあるバンダナ)
- (西村)
- 「トレードマークのバンダナです。こちらは、お洒落だけではなくて、風邪の予防でも、あったそうです(^^)」
(VTR画面、水彩画色紙)
- (西村)
- 「意外だと思ったんですが私これ...自筆の絵なん...自作の絵なんです」
- (石井)
- 「司馬さんが、描かれた絵...ユーモラスな、味のある絵ですね(笑)」
- (西村)
- 「はーいそうなんですもう、絵を描くのもお好きで、こちらあの’街道をゆく’の取材で出会ったスペインの時計職人さんを、描いたそうです(^^)」
- (石井)
- 「はあー」
(VTR画面、書棚の前のテーブルに着いている西村さん)
- (石井)
- 「これ、西村さん何してる所ですか?」
- (西村)
- 「ノートに感想を、書いているんです〜(^^)」
(VTR画面、記帳する西村さんの映像)
- (西村)
- 「実はあの、こちらの記念館開館して2年で、すでに11万人以上の方が、訪れているんですが、たくさんの方がメッセージを書いています」
(VTR画面、ノートの文面のアップ)
- (西村)
- 「2日連続来たという方も...」
- (石井)
- 「地元の方も...」
- (西村)
- 「そ〜うなんです(^^)みなさん思い思いの方を...事を書いてらっしゃるんですが、とてもー、印象的な事がありました」
- (石井)
- 「ええ」
- (西村)
- 「びっしり、書いてらっしゃるんです。よく読むと...悩み事が書かれていたり、自分の年齢や、仕事の内容などを、司馬さんに報告しに来ている。そんな印象を受けました。...館長の、上村洋行さんに伺いました」
(VTR画面、質問に答える記念館館長)
- (上村)
- 「この記念館は、見るという観点はすべて外してありまして、むしろ感じ取る記念館、つまりこの...司馬遼太郎が生活の場にしていた、雑木林風の庭があるんですが、庭があったり書斎があったり...そしてこの、安藤忠雄さんが設計された、建物はもう一つの書斎というようなものかと思うんですが、この世界で司馬遼太郎の精神という物を感じ取っていただくと同時に、みなさん来館された方それぞれが、何かを考える場にしていただけたらという事でですね、いいなと」

(画面、スタジオに戻ってお二人)
- (石井)
- 「’感じる記念館’...」
- (西村)
- 「はあい。決して広い建物ではないんですが、あの場所に、2時間3時間ずーっと、いる方もいらっしゃるんですって。私もー実際あそこで、えー本を眺めていると、なんだかこう、司馬さんが、どんな風に仕事をしていたのかな〜と連想したり、まるで後...こうなんて言うんでしょ、本が鏡のような役割を果たしてくれて、自分自身の事を考えたり?そんな、空間だな〜と、思いました」
- (石井)
- 「へえーそうですか。やはり訪れる人はサラリーマンですとか男性のファンが多いんですか?」
- (西村)
- 「それがっ、意外な...私は意外だったんですが、最近小学生や中学生の方が多いんですって」
- (石井)
- 「ほー」
(画面、本を取り出す西村さん)
- (西村)
- 「あのー実はこちら...’21世紀に生きる君たちへ’という本なんですが、司馬さんの書いた作品で、小学校6年生の、国語の教科書に載っていたんだそうです」
- (石井)
- 「そうなんですかこれは、どんなメッセージが書かれているんですか?」
- (西村)
- 「あっ、これはあの、司馬遼太郎さん自身は、21世紀にはもしかしたら生きていないかもしれない。でも、君たちには、明るい未来があるんだ、というような、応援の、メッセージです」
- (石井)
- 「ほんとに、時間を超えて、空間を超えて、もう自由自在に行き来していろんな地域を見つめてきた司馬さんが、未来に残すメッセージが、込められているからこそ、それを読んだ子供たちが司馬さんに触れてみたい感じてみたいと思ったんでしょうねー」
- (西村)
- 「もうぜひ!大人の方も子供の方も、感じに、行かれてはいかがでしょうかっ。お問い合わせは、司馬遼太郎記念館にしていただければと思います」
(テロップ、記念館電話番号の紹介)
- (石井)
- 「えー東大阪市にあります司馬遼太郎記念館は、電話、06-6726-3860番となっています。西村さんお疲れさまでしたー」
- (西村)
- 「ありがとうございましたっ(^-^)」

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