金 - 9月 5, 2008
#2140
復刊新刊(闇の公子、新しい太陽のウールス)
そもそもさっさと絶版/廃刊にしやがる早川なり創元なりの出版社にむかっ腹を立ててる関係上、復刊を手放しで喜ぶ気持ちにはなれない。
だがそれでも、やはりこの復刊は喜ぶべきだ。
Posted at 06:09 PM
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水 - 8月 27, 2008
#2139
《新しい太陽の書》読本(SFマガジン2008年10月号)
おっと昨日のエントリーに書き損じた。
Posted at 02:26 PM
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火 - 8月 26, 2008
#2138
「あなたがた男はみんな、なんらかの意味で、拷問者なのよ」(拷問者の影)
「拷問者の影」「調停者の鉤爪」「警士の剣」そして「独裁者の城塞」(すべてジーン・ウルフ著)、つまり「新しい太陽の書」全4部作読了。
これまでのやり方で行くならば各巻毎に個別エントリーを立てるんだが、既に全4冊を読み終えちまってるので今回は一気放出。
※実は上記初期4部作の後にもシリーズ続編が存在し、第5部初の邦訳が来週にも出版予定。
Posted at 12:13 PM
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火 - 7月 29, 2008
#2137
「その子に行っちまうように言っておくれ。わたしはそんなふうにしあわせにはなりたくないんだと言っておくれよ。その子を見てるとこわくなるよ。すぐに行っちまうように言っておくれ。お願いだから」(九つの銅貨)
「九つの銅貨」(W.デ・ラ・メア著)読了。
Wikipediaによるとデ・ラ・メアは日本においては幻想味豊かな怪奇小説の書き手として知名度が高い、とあるが、こちらは児童文学のジャンルに入る短篇集——17短篇を収めた「子どものための物語集」から5篇だけを抜き出したものなんだが、どうやら日本では「子どもの……」の完訳版は存在しないらしい。
そもそも何故これまで接点の無かった彼の本を手に取ってみようと思ったのかはまったく覚えてない。
Posted at 04:13 PM
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金 - 7月 18, 2008
#2136
「片手に火のついたマッチ、片手に木片。おやすみなさい人生」(薪の結婚)
「薪の結婚」(ジョナサン・キャロル著)読了。またしてもキャロルに相変わらず桁違いの作家力を見せつけられた。
ただ、これは日本独特の事情じゃあるが、浅羽莢子の不在が惜しまれてならない。
Posted at 01:43 PM
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木 - 7月 17, 2008
#2135
「一四〇〇年以上にわたって、彼らはどうやって地球の各地を瞬間的に移動してきたのです?」「古典的なテレポーテーションだよ。人間ひとりの肉体、精神、人格の全データを符号化して記録し、物質を分解してエネルギーにし、それを送信したのち、移動先で受信して再構成するんだ。<喪われた時代>の古いテレビシリーズでやっていた番組、『スタートラック』のようにね」「"トレック"だ」ベフ・ビン・アディー将軍が正した。「おお! ここにもファンが!」オルフがうれしそうな声を出した」(オリュンポス)
「オリュンポス」(ダン・シモンズ著)読了。イリアム2部作もこれにて完結、一応は——てぇのも、あとがきによると、イリアム刊行直後のインタビューでシモンズがこんなことを言ってるからだ。「これが《ハイペリオン》シリーズのように四巻のシリーズになるとは考えていないが、よくわからない。二巻本ということで契約した。しかし、少なくとももし四巻に増えるとしたら……(以下略)」
Posted at 02:53 PM
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金 - 6月 13, 2008
#2134
「神々がまたしても時間を弄びだしたのだ。 最初に、戦車に乗ったアポロンが、ヘクトルからそう遠くないところへQTしてきた。つぎに、軍神アレスが忽然と現われ、アテナとヘラにひとしきり鋭いことばを投げかけたのち、両軍がぶつかりあう最前線を自分の戦車で飛び越え、アポロンのそばに着地した。ついで、こんどはアフロディテが両者に合流し、わたしのほうをちらと見てから——ほかの定命者と同様、わたしも凍りついたふりをしている——微笑を浮かべ、トロイアに味方する二柱の盟友、アレスとアポロンに話しかけた。そのようすをわたしは目の隅で眺めつづけた。アフロディテはその場に立ったまま、胸の大きなジョージ・パットンのように、身ぶり手ぶりをまじえて戦場を指さしている。 神々はここへ、戦いを楽しみにやってきたのだ」(イリアム)
「イリアム」(ダン・シモンズ著)読了。
やったぜシモンズ。久しぶりのシモンズは、この厚み(2段組ハードカバー750ページ越)といい内容といい、やはり期待を裏切らなかった。
なお、イリアムにはオリュンポスというさらに分厚い続編があり、それをもって物語は完結する。
Posted at 05:51 PM
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木 - 6月 5, 2008
#2133
「卑猥な動き、淫蕩な発作——痙攣による肉欲の排泄、快楽をともなわぬ欲望、色情に重なりあった苦痛——裸にされた魂の暗く隠された秘密の全部がさらけ出されていた」(黒い予言者)
「新訂版コナン全集#3黒い予言者」(ロバート・E・ハワード著)読了。黒い予言者、忍びよる影、黒魔の泉の3編が収録されてる。
Posted at 06:23 PM
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木 - 5月 1, 2008
#2132
「礼儀を重んじたダーウィンが伏せていたことがある——すなわち、われわれ人類が地球を征服するにいたったのは、決して人類がもっとも知恵に恵まれていたからではないし、さらにはもっとも残酷だからですらなく、むしろ人類がジャングルでもっとも狂気に侵され、もっとも凶暴な生物だったからにほかならない、ということだよ」(セル)
「セル」(スティーヴン・キング著)読了。ザ・スタンドを彷彿とさせる、人類破滅後の世界もの。とは言えこちらの方は予感もへったくれもなく、オープニング早々に世界は破滅の縁を転がり落ちる。ドドーン。
Posted at 03:13 PM
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木 - 4月 24, 2008
#2131
「ならば、わたしが選んでやろう」と父は言った。「おまえは第五号だ。おいで、第五号」(ケルベロス第五の首)
「ケルベロス第五の首」(ジーン・ウルフ著)読了。
俺にとってのウルフ——最も重要なSF作家、言葉の魔術師と称されるジーン・ウルフ——デビューだ。
Posted at 05:35 PM
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木 - 3月 27, 2008
#2130 "Not unknown
anymore(イネーヂト by
Jobim)"
この1年ほど、俺はAntonio
Carlos
Jobim好いてる。
この何年にもわたり俺はiPodの(超かしこい)自作スマートプレイリストしか再生してない。もちろん時間帯やその時の気分に合わせての自動楽曲抽出再生で、いつも気持ちよい音楽空間に身を浸してるわけだが、それでもJobimが流れてくるとホゥッとするのだ。
Posted at 07:08 PM
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金 - 2月 8, 2008
#2129
「まだ神は存在していません。この宇宙には。けれどもわたしの雇い主は、神が誕生するために必要な前提条件を守りたがっています。そしてそのために、わたしの雇い主は人間の手足を必要としているのです。なんといっても、手足がありませんからね」(シンギュラリティ・スカイ)
「シンギュラリティ・スカイ」(チャールズ・ストロス著)読了。
この著者、新進気鋭の英国人SF作家ってことで、ほとんどの長篇がなんらかの賞の候補作に挙がってるんだそうだ。んじゃ処女作読んでみっか。
Posted at 06:46 PM
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金 - 2月 1, 2008
#2128
「創造者の気まぐれに救済をもとめたり称揚を渇望したり——そんな行為のどこに論理性があるのか。文化によって異なる祈りや呪(まじな)いのどこに論理性があるのか。それらは一貫性を欠き、科学的でもない。自然というものは、そういうふうには働かないものだ」(キルン・ピープル)
「キルン・ピープル」(デイヴィッド・ブリン著)読了。
キルンとは陶窯/炉、つまりその中にガラスやら土を入れて熱によって変形・融着させる装置。故に、久々のブリンの新作タイトルは、焼き窯職人とでも訳せる。
Posted at 11:56 AM
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木 - 1月 31, 2008
#2127
スタれゲイト(スターゲイトSG-1)
久しぶりの米TVドラマ話は、「スターゲイトSG-1」。
映画スターゲイトのヒットを受け制作されたTVシリーズで、内容はまんま映画の続き。そのオリジナル映画は遙か昔に見た記憶はあるが、内容も覚えてなければ面白かった記憶もない。
Posted at 03:20 PM
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水 - 1月 30, 2008
#2126
「僕も、君も、うすうす感じているだろうが、自分が人造人間の子孫であるかもしれないと思っている」(押川春浪回想譚)
「押川春浪回想譚」(横田順彌)読了。
実話ではなく、言わずと知れたヨコジュンの(仮想)明治シリーズに属する短編集。
俺はホントにこのシリーズが大好きなんだが、その理由はなんと言ってもヨコジュンの、実在した春浪以下天狗倶楽部の連中へのどこまでも深い愛情にある。
そしてその愛情が読む側の心をとらえ、いつしか俺たちも春浪たちを心から愛するようになっちまうのだ。
Posted at 01:01 PM
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