■いわき・遊湯亭
★旅のデータ
期間 :2000年6月16日(金)〜17日(土)
行き先 :福島県いわき市/いわき湯本温泉
宿泊施設:割烹の宿・遊湯亭
交通手段:自家用車
メンバー:私、妻、チビ助(♀/1才4ヶ月)
☆恒例の妻の誕生日旅行。チビ助が歩かないので海外は延期して温泉に。
目標は部屋風呂卒業。渋滞と霧で観光やレジャーはママならない。
●6月16日(金)−−第1日目
例年この時期に旅行をしているが、梅雨時なので雨を覚悟していたところ、前日から晴天となった。が、朝は8時頃に起きて10時頃出発の心づもりだったのに、実際に起きたのは9時半で、前日に購入しておいたミスター・ドーナツで朝食を済ませたものの、11時過ぎの出発となってしまった。早々に都心を脱出しようとするのだが、環7に出る信号のところで既に車が並んでいる。環7に出てからも渋滞という程ではないにしても、かなり混んでいる。いつもより少し長い時間がかかって湾岸に出ると、首都高も混んでいる模様。それでも湾岸Bでは車が動いていたが、中環C2に入る前で止まってしまった。この先も断続的に渋滞しているらしい。15分程で動き出したものの、平均時速は30キロ程でハープ橋までが長く感じられる。順調に流れるようになったのは、常磐道と東北道方面との分岐を過ぎてからだった。守谷SAに入る予定だったが、チビ助が寝たので通過して友部SAを目指す。ここでポカリと380円のウサギを購入。食事は次の中郷SAだ。おにぎりとポテトなどを食べているうちに時刻は3時過ぎになってしまった。予定していたフラワーセンターの温室は4時で閉まってしまう。だったらビーチに出ようということで、北茨城インターで国道6号に出て海沿いを北上。勿来までは順調に進んだののだが、徐々に渋滞が始まった。東京を出たのにまたかい! どうやらあちこちでバイパスの建設工事をやっているらしく、頻繁に片側交互通行の場所がある。これでは海辺に行っても遊ぶ時間が無いではないか。というわけで、初日はどこにも寄らずに旅館へ直行するハメになった。
割烹の宿・遊湯亭には5時少し前に到着した。小さな宿で客室数は18部屋とのことだ。我々が泊るのは4階の401号室。部屋に入ると床の間に巨大な象牙が飾ってある。由緒があるのかもしれないが、今時ではあまり良い趣味とは言えない。私はガラスケースをコツコツと叩いて強度をチェック。これならチビ助が突っ込んでも簡単には割れたりしなそうだ。ふと外を見ると、4階なのに庭がある。広いベランダのような場所を日本庭園風にしつらえてあるのだ。砂利敷きの庭に出たチビ助は「はっぱ」とか言いながら楽しそうに石灯籠につかまり立ちし、破壊しそうな気配。とりあえず危険なパーツは予め外しておくことにした。
夕食は6時半からにしたので、5時半前に風呂に行くことにした。私とチビ助は男湯へ。まずは脱衣所から内部を偵察。手前が檜の内風呂で、奥が露天風呂らしい。中には先客が1名のみ。状況がわかったので服を脱ごうとするのだが、チビ助は浴室への扉へハイハイで突進する。とはいえ扉は閉まっているので、その前で狛犬状態だ。と、扉が開き、中から中年(初老?)の男性が現れた。双方とも「ん?」という感じで一瞬固まる。私は「いや〜、すいません」とか何とか言ってチビ助を捕まえて服を脱がせる。聞けば生後6ヶ月の初孫がいるらしく、内風呂は熱いとか、露天なら大丈夫そうなどとアドバイスをしてくれた。試しに足を入れてみると、内風呂は確かに熱い。というわけで露天風呂へ。警戒心の強いチビ助は私からなかなか離れないが、そのうちにジャーっと流れている部分に惹かれて手を出した。しかし、そこは熱かったのだ。ひとしきり泣いた後で体を洗うことに。再び露天風呂に入った後で脱衣所に出ると、中年男性2名が現れた。体を拭いているうちに妻が出て来たので、チビ助を引き渡して私だけ入り直すことに。
例によって夕食は落ち着かない状態で始まった。突き出しの各種冷製やお造り4点盛りなどに混じって、なぜか焼肉が3切セットされている。火を使うものは危険なので先に食べることにしたのだが、これが案外と美味しかった。その他には蟹がなかなか豪勢で、煮魚のキンキも美味しい。ただし、部屋の冷蔵庫のビールはいただけなかった。電源を入れたのが遅かったらしく、ほぼ室温なのだ。さすがにクレームを言って交換してもらった。後は白飯と生海苔のみそ汁、スイカが出てお終い。特別に感激するような食事ではないが、決して不味いものは出ていなかった。ここのところ和風旅館でもヌーベル・キュイジーヌ風の食事が多かっただけに、悪く言えば田舎臭くて洗練されない、垢抜けないという感じ。良く言えばオーソドックスでストレートな懐かしい感じの和食であった。
食後は妻はマッサージ。育児で負担のかかる肩と腰の凝りを解そうという寸法だ。女性マッサージ師はチビ助を見て「8ヶ月くらいですか?」とのっけから鋭い突っ込み。確かに体重は8ヶ月児といい勝負なんだけどね。1才4ヶ月だと言ったら、「お母さんも痩せているから」とか何とかフォローしていた。その後はNHKのドラマ「晴れ着、ここ一番!」の最終回を見て笑いこけ、もう一度風呂に行く。今度は妻がチビ助と露天の無い女湯だ。
●6月17日(土)−−第2日目
翌朝は7時半ごろに起床。外はまだ晴れている様子だ。チビ助が眠っているうちに妻は風呂へ。朝は男湯と女湯が交代になっている。モーニングコーヒーが届いたときにチビ助が目をさましたので、テレビをつけるとセサミストリートをやっていた。その後は庭に出たりして遊んでいるうちに朝食だ。メヒカリという魚が売りのメニューらしい。食後は私とチビ助で風呂へ行く。チビ助はシャワーで流しただけで妻に引き渡す。なまじママの姿が見えていると甘えて泣くようだ。
9時半頃にチェックアウトし、とりあえずビーチに向かう。勝手知ったる平とはいえ、それは15年も前の話。新しいバイパスなどが多くて少々道に迷いながらも、新舞子の海岸に到着した。天気は薄曇りになってきたので砂浜の酷暑は逃れたようだ。濡れた細かい砂で小山やトンネルなどを作るが、チビ助は破壊がお好きで、再三のの水汲みのリクエストも厳しい。とりあえず楽しそうだから、まあいいか。それにしても、この近くに引っ越した知人のデザイナーが少し羨ましいゾ。
1時間ほど滞在の後、砂を落としに水道のありそうな三崎公園へ向かう。途中、霧が出て来て視界が悪い。公園に到着したときには晩秋の高原にいるような気候になってきた。これではとても遊べない。掃除のおじさんには「せっかく横浜から来たのに、こんなことはめったにない」と言い訳までされてしまった。予定していた観光船も中止し、最後に観光魚市場の「ら・ら・ミュー」へ。近いはずなのにまた道に迷う。5分ほどのロスの後に到着し、時鮭を10切れで1000円、マグロの巨大なサクが1000円引きになっていたので、いちばん小さいヤツを1300円で購入。あと、イカの塩辛の瓶詰めが840円。小雨がパラつき始めた。
帰路は国道6号バイパスを避け、小名浜から湯本インターに直行。高速に入る手前でチビ助が寝入ったので、中郷SAでおにぎりなどを買って車中で食べる。友部SAでは今川焼きを買い、起きたチビ助と共に食す。そろそろ雨が本格的になってきた。首都高に入ると断続的な渋滞だが、往路ほどではない。夕方の5時頃に帰着し、夕食は土産の刺身と塩辛だ。
今回はあまり何もしない旅行だった。移動距離が少し長いせいもあるが、寝坊に渋滞、霧と雨、なかなか思い通りにはいかないものである。
折中 良樹