■男はつらいよ、ピューロランド
★旅のデータ
期日 :2004年2月22日(日)
行き先 :東京都多摩市/サンリオ・ピューロランド
交通手段:電車(JR横浜線+京王線)
メンバー:私、妻、チビ助(5才0ヶ月)
☆誕生日にディズニーランドへ連れて行ってやろうと思ったのに、
本人の希望はピューロランド。しかも、親子で発熱して倒れる。
◆プロローグ
4歳の誕生祝いに初めてディズニーランドへ行き、その半年後に再訪した。まあ、1年に2回ならペースとして悪くないだろうと思い、5歳の誕生日を目前にした娘に3度目の訪問を提案してみたのだが、本人の希望は意外なものだった。ピューロランドの方がいいと言うのだ。親としては少し不本意だが、誕生日を迎える当人の希望なのだから仕方がないので、その方向で段取りを組むことに。
ピューロランドのチケットには「入場券」と「パスポート」の2種類がある。また、午後4時以降なら値段の安い「イブニング入場券」や「イブニングパスポート」もある。1年ほど前にTDLの練習として訪問したときは、「イブニング入場券」を特別割引価格で購入し、有料アトラクションは個別にチケットを買ったのだった。今回は一日フルに楽しむつもりなので、「パスポート」以外に選択肢はない。ただし、ピューロランドのチケットには前売りやネット割引などの各種の「お得」な道が用意されている。それ以外だと、あとは金券ショップを当たってみるくらいしか思いつかない。ディズニーランドのチケットは金券ショップに出てもすぐに売れてしまうらしく、なかなか入手が困難だったので、今回も期待せずに単なる確認として寄ってみたのだが、意外に簡単に手に入ってしまった。1枚2,000円だから、子供料金よりも割安である。
誕生日の当日は祭日に当たっているし、その日は「忍たま乱太郎」のライブに当選してしまったため、同じ週の土曜日に予定を入れることにした。だが、そのライブ会場で風邪のウイルスを貰って来たらしく、翌日から父娘で発熱して寝込んでしまったのであった。娘の東京時代の一番の仲良しだったMちゃんも呼んでいるので、日程の調整には少し難儀した。それに、父の熱が1週間も下がらなかったのである。娘の方は3日で回復したというのに…。翌週の土曜日はお友だちのMちゃんの都合が悪かったので、結局、2月22日の日曜日に空手教室を休んで行くことになった。
●2月22日(日)
誕生月に行くと色々な特典があるし、10時50分からはバースデーのショーがあるので、少し余裕を見て8時45分頃に家を出た。トロトロと歩いて最寄り駅の近くで信号待ちをしていると、目の前のビルのオーナーと思われる婦人から缶ジュースを貰った。実は同じ人物から以前にも信号待ちのときに缶ジュースを貰ったことがある。くれる理由は不明だが、有り難く頂戴しておくことにする。ちなみに、前回は野菜ジュースでチビには不評だったが、今回はリンゴジュースなので大好きだ。
9時頃に電車に乗り込んだが、横浜線直通の快速の時刻を調べておかなかったのは失敗だった。途中で乗り換えが面倒だし、各駅停車では時間が長くかかってしまう。悪いことに、電車の中で健康保険証を家に忘れたことに気が付いた。別に病院に行くとかいう問題ではなくて、チビの誕生日が2月であることを証明するために必要なのだ。子供は運転免許証とか学生証を持っていないから、母子手帳や保険証が必要になる。まあ、テーマパークで客を杓子定規に扱って悪い印象を与えるようなことはしないだろうが、それでも何らかの折衝は必要になるだろう。
橋本駅に着いたのは10時頃で、そこから京王線に乗り換える。バースデーのショーには少し厳しい時間かもしれない。多摩センターから早足で歩いて、入り口でチケットをパスポートに交換する。次は誕生日証明の交渉だ。係員は渋い顔を作り、家内は低姿勢で懇願するという図は、まあ一種の「儀式」のようなものだろう。軽々と通すわけにもいかないが、拒否することもあり得ない、予定調和の世界だと言える。
こうして、ギリギリでバースデーのショーに滑り込み、私は上着や余分な荷物を集めてロビーへと引き返す。ロッカーに荷物を詰め込んだ後でインフォメーションカウンターで聞いてみたところ、ディナーショーなどの誕生日関係のイベントは残念ながら予約が一杯だった。さて、バースデーのショーに戻ってみると、チビ助はステージ下で不安そうな目をして固まっている。何をどうすればいいのか、勝手がわからないのだろう。それでもまあ、何とか乗り切って親元に帰り着くことができた。
次は「キャラクターボートライド」へ。前回の下見(?)で1個だけ入ることにしたとき、キティの部屋とどちらにするか悩んだアトラクションだ。ディズニーランドの「It's
a Small World」が好きなのだから、このボートライドだって気に入るに決まっている。案の定、大喜びで目に入るキャラクターの名前を次々と連呼している。普通のお父さんには、ちょっと厳しい試練の時間かな。私は以前、娘に付き合わされて大体のキャラクターを覚えているので、それほど苦痛ではない。まっ、何ごとも予習が大事ってことか…?
次はディスカバリーシアターで「プリンとダニエルの天使を救え」を見る。SFチックな入り口で少し待たされてから、小さめの劇場に入る。ストーリー展開としては少年ジャンプ的「正義・友情・勝利」の話なのだが、そのストレートなメッセージ性についウルウルしてしまう可能性もあるので、大人は要注意! ただし、チビ助は設定がイマイチ理解できなかったようで、かなり退屈気味だった。
昼食はどこも満席状態だったので、グルメバザールで地味にセルフサービスのラーメンとパンを食べる。食べ終わるとちょうど午後1時になっていて、光のパレード「イルミナント」が始まった。席取りが間に合わなかったので、階段の途中から肩車で見る。前回はフロアに座って見たので、今回は全体を俯瞰するのもいいだろう。また夕方にもあることだし…。
1時55分からはメルヘンシアターで宮本亜門の演出による「ドリームレビュー2・夢のコンサート」を見る。国際感覚に少し疑問点もあり、キティ自身の思い込みのストレートさが大人には少し鼻につくが、キティの家族が総出演し、歌や踊りがふんだんに盛り込まれているので、チビには割と好評だったようだ。ただし、いまいちストーリーは理解していない模様。
2時35分からは「ゴールの伝説」へ。サッカーとは無関係で、竜と巨人の戦いを鎮めるお話。小さな子供や女の子には向かないアトラクションかもしれない。だが、我が家のチビ助は中華街の近くに住んでいるせいか、なぜか竜が好きなので特に問題なし。どことなくディズニーランドのシンデレラ城ミステリーツアーの最後の場面に似ているかもしれない。あと、座席の前のプラズマボールがナカナカ楽しいかも。
3時になったので、おやつタイムとして「フードマシンレストラン」へ。キティの顔の形のバースデーケーキにチビ助は感激。食べてみると意外と美味しかったりもする。誕生日じゃなくても注文できるから、お薦めメニューかもしれない。ピューロランドは室内なので、長時間の滞在では照明や音響が感覚的に辛くなることがある。だが、この「フードマシンレストラン」の奥の方の座席は外光が取り込まれているし、BGMなどもウルサくない。そして、たまたま空いていてノンビリできたので、とても助かった。
休憩後は誕生日の記念撮影コーナーに行ったり、スタンプラリーのスタンプを集めたりして過ごす。ロビーに降りるとちょうどダニエルの着ぐるみがいて、他所の子供がサインをしてもらっている。ウチのチビも欲しかったようだが、結局は言い出せない。こういうところが、もう少し何とかなればなあ…。
4時頃に「キティズハウス」の入場待ちで並んでいると、お友だちのMちゃんファミリーが到着したという連絡が入る。相変わらず朝が遅い一家だ(笑)。最初に「もうすぐ」という電話が入ったのはメルヘンシアターにいたときだから、この微妙なタイムラグが何とも言えない。まあ、イブニングパスポートを使いたいという都合もあったのかもしれないが…。
「キティズハウス」を出たあとは、目星を付けてゲームコーナーへ行く。やはり、ここだ。Mちゃんとは約半年ぶりの再会。手に手を取ってあちこちのゲームを覗いて歩く姿が微笑ましい。
しばしゲームコーナーで遊んだ後、5時からフェアリーランドシアターの「サムデイ」を見る。ナゾナゾをからめたミュージカルだが、我が家のチビには少し難しかったようだ。っていうか、まだトンチ系のナゾナゾの意味が理解できないのだが…。
その後はMちゃん一家の希望により、5時半から再びメルヘンシアターへ。きっと、キティ好きなら何度でも見たいんだろうなあ…。だが、父親2名は徐々に口数が減ってしまう。
キティ好きたちに付き合わされるMちゃんのお兄ちゃんが可愛そうなので、6時10分からは「ワンピース・グランドラインの冒険」へ。これはメガネをかけるタイプの3Dシアターで、イスが動く席と、動かない席があるそうだ。年齢層が低めの我らは、もちろん動かない席だ。内容はけっこう面白いのだが、少々目と視神経が疲れる。
「ワンピース」の劇場から出たところで、ちょうど6時半からの「イルミナント」が始まった。やはりサーカスやダンスはフロアから見た方が迫力がある。そして最後は「ボートライド」で締め。一緒に夕食でもと思ったが、レストランも終了時間が間近だったため、とりあえずお土産のショッピングに移行する。この時点で既に7時半を過ぎていた。
外は雨模様だったし、さすがに疲れたので、Mちゃんちの車でデニーズに行く。一緒に夕食を食べて、大人たちもしばし近況報告などのおしゃべりに興じる。自由が丘駅まで送ってもらって、10時頃の東横線に乗る。チビは電車内で寝てしまうし、さすがにバスや徒歩は避けたい気分だ。横浜駅からタクシーに乗り、11時頃に帰着した。親だってヘトヘトである。
◆エピローグ
ちなみに、娘は「パレード」(イルミナント)がいちばん楽しかったそうだ。2番は「ボート」で、3番が「キティのおうち」とのこと。だったら、次回からはパスポートは不要かもしれない。どんなもんだろうか…。
折中 良樹