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「ウルトラQ」のタイトルは、当時の番宣はがきに記載された「特撮シリーズ ウルトラQ」が正式のタイトルだと考えられてきた。しかし、2010年に発見された本放送のテレビ画面を撮影した8mmフィルムからオープニングタイトルにスーパー処理される形で「空想特撮シリーズ」と表示されていたことが確認された。このことから「ウルトラマン」と同様に「空想特撮シリーズ ウルトラQ」だったことが判明した。
イントロダクション「ウルトラQ」は、昭和41年(1966年)1月2日から7月3日までTBS系列で放送された本格的な特撮テレビ番組である。武田薬品工業一社提供の毎週日曜日の19時からの19時30分の番組枠で放送された。制作は、TBSと円谷プロ。 われわれが生きているこの世界は自然界の調和とバランスによって支えられている。そして、調和とバランスの法則が、絶対に狂わないという前提を信じて、我々は安心して暮らしている、しかし、科学法則上の絶対は、それが狂う確率が何百万分の一、あるいは何億分の一かに過ぎない。というだけの意味でしかない。そして、もし、或る日、突然、何億分の一の可能性が現実のものとなり、奇怪な出来事が一平和な日常生活の一角が、歪みを生じたとすれば…………「ウルトラQ」は、このような想定によって、自然界の調和の破れた不思議な現象を描き出すことを目的に製作されたテレビ映画である。…TVドラマ製作に深い経験をもつTBSと、共同製作の円谷プロは、この怪奇な世界を、子供たちに恐怖心を与えない、しかも大人が見ても楽しめる、新しいウイットに富んだテレビ番組として、表現するとこに全力を注いだ。円谷ブロは、長く東宝映画の特撮監督として働き、映画「ゴジラ」で世界的に有名になった円谷英二が独立して作ったプロダクションであり、そのテレビ映画第一回作品が、この「ウルトラQ」である。 「ウルトラQ企画書」より引用 ストーリー主人公の万城目淳(星川航空パイロット)、戸川一平(パイロット助手)、江戸川由利子(毎日新報報道カメラマン)の3人が毎回遭遇する不可思議な事件を描く1話完結の物語。 キャスト主人公の万城目淳役に佐原健二、戸川一平役に西条康彦、江戸川由利子役には桜井浩子が出演。 「ウルトラQ」のキャストは、当時のテレビドラマとしては異例の主人公の3人を含めゲスト出演者もそのほとんどが東宝特撮映画で活躍していた映画俳優でキャスティングされていた。 スタッフ監督には、円谷一(TBS)、梶田興治(東宝)、飯島敏宏(TBS)、野長瀬三摩地(東宝)、中川晴之助(TBS)、満田かずほ(TBS)。特技監督に小泉一、的場徹、川上景司、有川貞昌。脚本には、金城哲夫、山田正弘、上原正三、虎見邦男、山浦弘靖、北沢杏子、小山内美江子、大伴昌司をはじめ、監督も務めた千束北男(飯島敏宏)、梶田興治、野長瀬三摩地も書いていた。 特撮、撮影などの主要スタッフは、映画関係者で占められていたが、監督は、TBSの映画部からの出向スタッフと映画界の助監督クラスのスタッフが担当していた。 放送
▶作品一覧 放送局昭和41年(1966年)の本放送開始前に制作された宣伝はがきには、“東京放送テレビ、朝日放送テレビなど全国20局”と書かれている。 RBC(琉球放送)では、TBSの放送開始から2週遅れの昭和41年(1966年)1月16日に放送開始。前週の1月9日には、「ウルトラQ」を紹介するPR番組が放送されている。
視聴率本放送(27回)での平均視聴率は、32.4%。最高視聴率は、3月13日放送の「バルンガ」と4月3日放送の「東京氷河期」で36.8%だった。最低視聴率は、5月29日放送の「変身」で26.9%。データは、ニールセン調べ(東京地区)による。 2011-01-16更新 トップページへ 作者へのメッセージ Copyright(C) 1997-2011 Kohei Onishi,All rights reserved. |