Mallets Report マレット・レポート

プレイヤーと楽器を結ぶかけがえのない道具、バチ。
このページはメンバーそれぞれに自分のバチに寄せる「熱き想い」を語ってもらいました。

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JOL


マリンバのバチは、本当に沢山あります。打楽器の中ではスネアやティンパニー、バスドラ等いろいろなバチが出ていますが、マリンバのそれは種類、数、どれをとっても群を抜いて‘ナンバーワン’でしょう。
巻いてある糸は、綿、毛等々‥。もちろん巻いていない物もあります。
時には、ティンパニーの為に作られたバチで叩く事もあります。以前、Vlのピッチカートを表現する為にスーパーボールを自転車の車輪の軸に挿して、マレットにした事もありました。叩く以外にも弓で擦る‥という事もあります。これは減衰楽器のマリンバにとって唯一音をのばしていられる方法ですね。

わたしにとってバチは音を出す為の途中の手段であって、基本的には曲で自分がイメージした音が出るバチだったらなんでもOKです。後は自分の腕次第ですから‥。

小さい頃からやっていて始めて自分でこのバチが好き‥と思ったのは、Satoの緑色の毛糸で巻かれたものでした。でもこれは1組6千円もして(その当時YAMAHAの物で3千円くらい)、親に買ってもらうにしてもなかなか言いずらい金額でした。なるべくココゾと云う時にしか使わないようにしていましたが、やはりたたいている内に毛糸が解けてしまいます。自分で似たような毛糸を買ってきて巻くのですが、これがなかなか‥。2本のバランスがうまくいかないんですね〜。それでまた買い足してしまうのです。私の手許には10組位(ちょっと大袈裟か)このバチがあります。

さて、大学に入って少しずつプロのオケで仕事をするようになりました。その中の日本フィルという所に大太鼓を叩くとても気の良いおじいちゃんがいました。トライアングルをやっていると、これを使ってみたらどうだ‥とか今まで見たことないビーター(バチ)を次々と出してきます。他の方に聞くとどうもこのおじいちゃんの手作りのビーターだそうで、他にもいろいろ作っているらしいんです。名前は佐藤さん。そう、Satoのマレットはこのおじいちゃんが作っていたんです。もう、その事が分かった時には、感動して感動して‥!まさか作っている方が打楽器奏者で、まだ現役で叩いているなんて‥‥。一緒に演奏出来て光栄でした。

一番始めに申し上げたようにマリンバのバチは沢山あるので、今は、自動的に片手でロールしてくれたりとか、バチに譜面を記憶させておいて音をはずしそうになってもバチが勝手に伸び縮みしてあたってくれたりするような、非現実的なバチを望んでしまいます。


ポカ


最近は色々なバチが出てきていて、Vib.専用のものも少なくない。基本的には毛巻きか綿巻きのどちらか。大きさ形も様々。星の数。

・自分にとって、バチは。。。
バチ。まぁ、指とも言えるけど、やっぱり、バチ。
・とっておきのバチ
あまりバチに対して、強烈な執着心はない。でも、何の気無しに掴んでいるバチというのはある。迷ったときにはこれ、というか。オールマイティなバチで、値段もお手頃。常備品。
・こんなバチがあったら、、、
巻きバチは、どうしても壊れるので、壊れないバチがあったらな。

たくさんのマレットの中から曲ごとに選んでいきます。リハでは何十種類ものマレットを試していきます。 最終的にはポカとJOL(とけいこ)の鍵盤同志のトーン合わせが重要です。その場合、全員でチョイスしていきます。
マリンバのバチ袋。最終的なステージにはこのくらいの本数に絞り込みます。 こちらはVibのバチ袋。


けいこ

マリンバのバチはJOLと竹島に任せて置いて、私は、【うんざりドラム】のバチのみを解説しますね。

まず、大事なことは、太鼓の皮とリム(太鼓の縁)の両方ともいい音がすること。これが絶対条件です。あと、リム打ちが結構あるので、それに耐えきれる耐久性もあること。つまり、柄が細い物、竹バチはちょっと無理かな。それに加えて柄の太さが均一なこと(テーパー??がなるべくかかっていないこと?)が必要になってきます。そして、有る程度バチ頭にウエイトがないと【うんざりドラム】が鳴らないし、ウエイトが有りすぎると、Tom Tom(小さい太鼓)にはキビシイし・・・・。

この条件を満たすバチを見つけるために、いろいろな市販の物を試しました。その結果、私が選んだマレット(バチ)は、

これ以外のバチも曲によって登場しますが、主に使うのは、【赤バチ】【木バチ】です。

中でも、【赤バチ】は、うんざりの設立(っていうのかな?)当初からのご愛用です。しかし、結構折れやすく、この機種の年間使用量(購入量)は、日本一だと自負しています。

【木バチ】は、非常に耐久性に優れ、しかもウエイト感があり、うんざりドラムにもTom Tom(小さい太鼓)にも非常にマッチしているお気に入りのオリジナルです。ノリノリ系の曲は、ほぼこのバチです。

・・というように、私はマリンバのマレットも含め、かなりPlay Wood 社の製品を愛用しています。だから、《Play Wood 社から、表彰されてもいいのに・・・》《スポンサーになってくれてもいいのに・・・》な〜〜んて思っちゃったりもします。

・自分にとってバチはどんな存在?

手の延長線。体の最先端というか一部になれたらいいのに。しかも、手では出来ない細かいパッセージを可能にしてくれたり、アタック感を出してくれたり、棒を持って手が長くなった分、行動半径を広げてくれたり、種類を替えることでいろんな音色を出せたり・・・・・・と、とても頼りになる、なくてはならない存在。(コンガのように手で叩く楽器も勿論好きだけど)

・とっておきのお気に入りのバチについての想い

やっぱり【木バチ】かなあ?
だって、基本は市販品だけど、手を加えて私だけの型『けいこモデル』になってるもん。(プロフェッショナル・パーカッションのモーリこと森田君、快く改良をしてくれてありがとう!)

・こんなバチがあったらなぁ
折れないバチ!!!(決して乱暴に叩いているわけではないし、力任せに叩いている訳でもないのに・・・・。だって、リム打ちがあるから・・・ね。)

で、耐久性のある【木バチ】とフェルトのソフトタッチの【赤バチ】のいいとこ取りをした改良バチを創ってみようと思っています。乞、ご期待!!


オイラ

ごめん、写真撮り忘れてひとりだけ蝶ネクタイ (^_^;)

オイラはコンガなので、バチいりません。
ティンバレスセットの時はティンバレスのスティックか、曲によってはスネア・スティックを使用します。

オイラ、手が小さいんです。正確にいうと指が短い。音楽をやる人は手が大きく、指が長い方が向いているとよくいわれます(あとは握力。これもなさすぎると×)。これはピアノやコントラバス、マリンバなどからきているんですが、こんなオイラでも多少コンプレックスに思うこともありました。

ママディ・ケイタさんという、ジャンベの神様がいます。彼は毎年日本でコンサートを行っていますが、あるとき、彼のワークショップ(団体レッスン)に参加することがありました。彼の手はオイラと同じほど小さく、また手首も細かったんですが、その手から紡ぎ出されるサウンドの暖かさと表現力をみて、今まであったコンプレックスはなくなってしまいました。

コンガ、ジャンベはどんな曲でも同じ手で演奏するよりありません。そこで音色を作るときには、腕全体のバランスが重要だと知りました。つまり、方から肘にかけてはしっかりと力を伝える筋力が必要であり、肘から手にかけては、その力を効率よく楽器に伝えるしなやかさとスピードが重要だということです。

どんな体型の人でも、大阪に生まれれば関西弁がしゃべれるのと同じで、自分の生まれつき備えた能力は、自分が望むものに対応させることが出来ると思います。長所と短所が見分けられれば、おのずと道が見えてくることを、ケイタさんに教わった気がしてます。

オイラのオリジナル奏法(だと思う)もいくつかあります。
ひとつだけ紹介すると、親指を手のひらの中にいれたまま(数字の4を現している状態)、クラッシュすると、親指が先にヘッドに触れ、飾り打ち(フラム)のような感じで鋭角的なサウンドを出すことが出来ます。興味のある方、お試しあれ。でも痛いよ。

ティンバレススティックについても一言。

ティンバレスセットには、シンバルやフロア・タムも組み込んであるので、ティンバレススティックだけではサウンドメイクが難しい場面もあります。シンバルレガートがイニシアティヴをとるときと、フロア・タムがイニシアティヴをとるときではドラムセットと同じ感覚でスティックを選ぶ必要があります。全体的には以前よりも太いものを好んで選ぶようになってきています。

ティンバレススティックはLPの2/1Hickoryがメインですが、昔のものに比べて格段に折れやすくなってます。折れにくい、素材がいいスティックに巡り会うと、それだけで嬉しくなります。最近はなかなかありませんけど。

番外編です。オイラの手相ですが、分かります?右手も左手も左右両端まで一直線の手相です(百握りっていう。確か)。右手には大きく「て」って字が書いてあります。この手相、有名人に多いらしく、大成功するか大貧乏になるか、っていう手相らしいです。今のところ大貧乏へ一直線の人生 (:_;)。



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