Instrument Report インストゥルメント・レポート

楽器達は僕らの良きパートナーでもあります。
ひとつひとつの楽器には共に重ねてきた時間と、その中でお互いに切磋琢磨した痕跡が散りばめられています。

このページでは、そんな楽器達に対するうんざりの想いをお伝えしていきます。

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MARIMBA/JOL


私は、新生うんざりになってからベースを担当しています。
圭子ちゃんのうんどらと共に、ポカのVIbや時には隊長のコンガ

を支えている‥と
勝手に思っています。
私の持っているマリンバは、5オクターブもあるのにうんざりの時には下の2オクターブしか使っていません。マリンバの鍵盤は下に行く程幅が広くなって厚さが無くなります。

うんざりのマリンバの最低音の鍵盤です。取り替えたときに撮影。中央部が極端に薄くなっています。 鍵盤を上から見た図。横のスプーンとコーヒーパックでいかにデカイかわかります。
つまり割れやすくなってしまいます。割れると云うのは、鍵盤の木にヒビが入って鳴らなくなる(余韻が無くなる)ことです。うんざりの曲はノリの良い元気な曲が多いので、思わず頑張ってしまい気が付くと割れています。これがまた、1枚3万円もしてしまうんで、結構馬鹿になりません。

割れてしまった鍵盤を取り替え中のJOLとポカ。いつもライヴの直前に取り替えます。

まぁでも、私は小さい頃からやっているのでマリンバの素朴な音色が大好きです。自分のやりたい音楽が表現出来る唯一の楽器でしょう。他では思ったようには出来ませんね。
表現出来る出来ないを抜きにしてやってみたいものと言えば、う〜ん‥‥、ウンドラかな?なんだか楽しそうに、ディスコでリズムをとって踊っているような、身体を動かしているような。だから演奏する‥と云うよりは、ただ身体を動かしたいだけなのかもしれません。そう言う意味では、お客さんになってみたいですね〜。


UNZARI DRUM/けいこ

うんざりには、大きく分けて2つの編成があり、
| 一つは、【鍵盤2人&太鼓2人】のパターン。
この(うんざりドラム)場合、鍵盤はメロディーとベースに分かれていて、太鼓は、“みんなをまくし立てたり、メロディーに絡んだり、『遊軍』的な位置でいろんな味付けをする”【隊長のコンガ】と、“底辺でビートを支えつつ、うねるグルーブを生み出す”【うんざりドラム】で構成されています。

【うんざりドラム】の役割は、時に支えだったり、時には底辺から揺さぶったり、うねらせたり持ち上げたり、・・・とさまざまです。単なる、陰ながら支える、‘縁の下の力持ち’に成るつもりは無くて基本的には後ろから3人をいつも見つつ、いろんなバランスをとっています。

} もう一つは、【鍵盤3人&太鼓1人】のパターン。
この場合、鍵盤はメロディーとベースに加えて和音のバッキングや内声を受け持つパートが加わります。この係を担当するのが私で、ここでは、底辺と言うよりは、中に入って裏裏のビートを出したり、ハモッたりと【うんざりドラム】のときとは変わってきます。これが以外に大変なんだなあ。

けいこちゃんとJOLのコンビネーションがうんざりの土台となります。繊細で息のあったプレイは誰にも真似できません!

【うんざりドラム】では、支えることは大事ですが、その場に留まりすぎたり、停滞したりしてはいけないと思っています。
音楽は生き物だから、その時その時の感覚で動けるようにしたいと思います。特にベースとのコンタクトが非常に大切で、JOLとのノリ・唄い回し,etc・・・・、がガチッとはまると気持ちよいのですよ。うんざりの低音セクションは私たちレディースに任せなさい!って感じです。

“太っ腹”な気持ちで“肝っ玉かあさん”になって《みんな!安心してのっかりなさい!どお〜んと来なさい!》の気持ちを抱えつつ、でも、いつも攻めの気持ちは無くさず、《いくわよー!》の時には、したから、“おりゃあ〜! んがあ〜!”ってみんなを持ち上げながら強引に連れていく気持ち。勿論時にはベースにのっかったり、メロディーに沿ったり、その時々によって色々です。4人しかいないから、その時によってのいろんな役割・組み合わせが出てきます。

この楽器をこの様に使うことは、あまりない(というか、前例がない?)ので、セッティングのこと、スタンドのこと、スティックのこと、ヘッド(皮)のこと、隊長と共に試行錯誤しました。今のセットになって一段落していますが、また変わるかもしれません。特にヘッド選びは難しい。張ってみて、しかも表裏のバランスをいろいろ試してみないと、OKかどうかが解らない。

そして非常にシンプルな楽器なだけに、色々なことがとてもストレートに反映されます。音の余韻、音色、グルーヴ、・・・・。
全身運動というか体全体で叩いてる感があるので、体調が悪いともろに出ます。ま、どの楽器もそうだと思いますが、体調を整えることはとても大事ですね。

それから、太鼓のリム打ちがあるのでバチがよく消耗します。まず、ささくれ立ち、そしてすぐ、折れる!! これは、家計的に痛いです。特にライブ前の本気モードになると折れる本数が増えていく・・・。ひえ〜〜。下手すると月に何万も・・・・。トホホ・・・です。

うんざりドラムのバチ群。現在では10種類以上になりました。やや水色がかっているバチはオイラがフェルトを巻きました。

≫・自分にとってのこの楽器は何?

複雑な事が苦手な私にとって、しかも皮物が大好きな私にとって非常にやりがいのある、今となっては私が言いたいことを一番表現出来るかもしれない可能性を秘めた楽器です。本当に私のためにあるような楽器だ!と思う(思いたい!)この楽器を与えてくれた山下に大感謝です!

≫・他にやってみたい楽器(うんざりのステージの中で)

ベース!(アドリブ抜き!の・・・へへへ!)


VIBRAPHONE/ポカ

・Vib.の役割
大半の曲において、主に旋律ですね。でも、立ち位置は一番前ではないと思われる。ビックバンドで言うと、サックスかな。ラッパのきらびやかなハイトーンパートでは、ない。

・Vib.を弾くときに心がけていること
鍵盤打楽器は的が狭いから(タイコ群と違って)、どうしても外すまいとすると顔が下向いてしまう。でも、なるべく上を向いて弾きたいかな。あとは、あくまで旋律を担当するわけで、ペダルを上手く使いつつ、ちゃんと旋律を明確に伝えたいな、と思う。

・苦労話
ジャズバイブそのままじゃ駄目だけど、いいところは取り入れて。また、小さい頃からやっていたピアノのペダリングとの違いに多少悩まされつつ、これも使えるところは使って。楽器そのもののカラー、先入観が強い楽器なので、どう生かすか、どう壊すか、そこら辺に苦労するかな。

Vibはけいこちゃんのものだけど、ポカ仕様に改造してあります。この改造によってペダリングが格段にやりやすくなってます。

・自分にとって、、、
何だろか。まぁ、自分を表現する「一手段」であることは、間違いない。でも、他の楽器に接するときと、特に気持ちは変わらず。

・他にやってみたい楽器
うんざり内では、ない。七面鳥のJOLパートは気持ちよさそうだけど自分のパートも気持ちいい。やっぱり、ない。



コンガ&ティンバレス・セット/オイラ

オイラはティンバレス・セットとコンガを担当していますので、それぞれについてお話しします。

コンガという楽器、楽器と言うよりも道具としてとらえた方が付き合いやすい気がしてます。大工の棟梁さんのノコギリのように、自分の目的を果たすためのパートナーとしての道具です。音や響きを出すという観念がない時代の楽器だからでしょうか、オイラはそう感じます。
オイラが言うまでもなく、コンガは手で演奏します。JOLやポカはいろいろとバチを選択してサウンド・メイクを行うけど、コンガはオイラの手しかないので簡単でいいですよ。

うんざりのコンセプトから言うと、コンガはメロディックなパートを担っています。もちろんタイコなのでリズムをたたき出すんだけど、土台となるうんざりドラムとベース・マリンバの上でヴァイブに絡んだり、しゃべったり(唄うというよりもしゃべる、話すが適切だと思います)する役割です。

この楽器は手で演奏するために、皮の寿命は本来長いです。バチで演奏するタイコは場合によっては1ライヴでベコベコになってしまいますが、コンガはすでに3年以上張り替えずに、未だツヤのあるサウンドを紡ぎ出してくれています。若い頃は右手でクラッシュ(奏法名です。甲高いサウンドを出す方法)したらタテに割いたこともあるけれど、本当はまず破れません (^_^;)。少しずつ手の脂を吸って音は枯れていきますが、その過程もサウンドに味を加えてくれます。

オイラはコンガプレイヤーではないので、独学と独自の奏法でアプローチしますが、それでも自分の出したいサウンドをコントロールできるようになってきました。コンガにしゃべってもらうためには、まずコンガがしゃべりたいことを理解する必要があることに気付きました。オイラと一緒でこのコンガもB型のようで (^_^;)、毎日機嫌が変わります。しかし2人の息があっているときは、少々無茶なことをやってもオイラの想像以上に鳴ってくれるところがいい。やっとお互いに相棒として認め合いはじめた気がします。

ティンバレス・セットはオイラオリジナルの楽器群です。けいこちゃんが説明してくれている、鍵盤3人の曲でうんざりドラムに成り代わってリズムパートを受け持ちます。キックとフロア・タムがうんざりドラムの役割で、ティンバレスとシンバル類がコンガの役割と言えるかも知れません。しかしこのセット、最近ではある程度決まっていますがここまで来るにはいろいろな試行錯誤がありました。

ドラムセットのいいところを取りつつ、マリンバやヴァイブを殺さないこと。オイラの性格上どうしても立奏にしたかったことなどから、現在の楽器と形が生まれています。特にマリンバとのグルーヴを創るのには、今でも苦労しているのでまだ発展途上の楽器でもあります。

ティンバレスもすべてオリジナル奏法ですが、うんざりの中での使い方はノウハウがあります。パワフルなときにはいいけど、全体が静かなときにはどの部分を叩くといいか?など、うんざりのサウンドに欠かせない楽器になりつつあります。しかしこの楽器、左足が大変です。軸足なんだけど、演奏中全ての動きを左足1本で支え続けなければいけません。座ったら楽だろうなぁ。

ペダル部分です。左のペダルはリモートハットのものです。どちらも右足で操作します。 フロア・タムは特製スパー(脚)で立って演奏できるようにしています。このスパーの長さやタイコの角度がサウンドに大きな影響を持っています。

コンガにしろ、ティンバレスセットにしろ、後から付いてきた楽器です。曲があって、マリンバ、ヴァイブ、うんざりドラムがあってそこにうんざりの独特の味を加えるための楽器です。だからどちらの楽器を演奏するときも、オイラ自身の色をだすことを大前提にしています。オイラにとってコイツらは、「友人」です。

そのためにもこの楽器達をもっと愛していきたいと思います。当然うんざりの他の楽器はやりたいなどと思ったことはありませ〜ん!!



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