聴神経腫瘍による後遺症
下記の症状は、私本人の後遺症です。
腫瘍の大きさ、治療方法などで、後遺症の個人差があると思います。
あくまで参考としてご覧ください。
1・聴覚障害
腫瘍ができた側の耳が、聴力を失いました。
片耳の聴力を失いますと、音の方向が判らなくなります。
私自身、家電販売店でオーディオ関係の仕事をしていた関係上、オーディオが好きなのですが、
術後、音のセパレーションが全くわからなくなりました。
ステレオの音の左右のつながりや、特に今流行の「サラウンド」の効果は全くわかりません。
これが一番残念なことですが、
それでも音の深みや音の善し悪しはそれなりにわかるので、今もオーディオを楽しんでいます。
また、不意に誰かに声を掛けられたりすると、声の方向がわからなくて
辺りを見回してしまいます。
また、雑踏の中では、人の声が聞き取りにくくなります。
賑やかな居酒屋などでは、周囲の声を聞き取るのに苦労します。
周りの会話を聞き取ろうとすると非常に疲れるので、相手の表情を見ながら
話の雰囲気を判断して、笑うべき所では笑うという、変な技を身に付けました。
こうして説明すると、大変そうな感じがしますが、
人間の体はよくできたもので、聞こえる側の耳が発達したのか、
今はほとんど苦になりません。
2・顔面神経麻痺
以前、ある有名人が交通事故でこの症状になったので、知っている方も多いと思います。
びっくりするほど綺麗に、顔面の片側だけが動かなくなります。
ここで困るのが、麻痺側の目が十分に瞑らなく、しかも涙も十分に出ないので
眼球が非常に乾きます。
一時期は、気が付くと眼球が瞼に張り付くということもありました。
そのため、眼軟膏をつけていました。
また、慣れないうちは、食事をしていると知らず知らずのうちに
食べ物がボロボロこぼれてしまいました。
また、麻痺側の頬が十分に動かない煩わしさと、
どうやら味覚も半分麻痺しているようで、
麻痺していない側だけで咀嚼をつづけていたら
そのせいか麻痺していない側の奥歯が全部虫歯になりました。
程度にもよるようですが、顔面神経は運動神経なので、徐々に回復してくるそうです。
私の場合も、術後3ヶ月で頬が少し動くようになり、
今ではよく見なければわからないほど回復しました。
また、私の場合、麻痺が喉まできてしまったのか、
発声と嚥下まで思うようにならなくなりました。
まず、術後半年はほとんど声が出ませんでした。
声を出そうと思っても、ただ空気が口から抜けるだけ・・・
現在は通常に戻りましたが、やはり大声や高い声は出せません。
そのため、カラオケでは苦労します(^^);
後遺症で一番辛かったのが、嚥下(飲み込み)の麻痺でした。
入院中は唾液すら飲み込む事ができず、しばらく点滴で栄養を摂取していました。
今は普通に食事ができますが、疲れてくるとたまに唾液が気管にはいり、
激しく咽るときがあります。