海老澤敏、滝廉太郎 夭折の響き、岩波新書、2004
明治初年の洋楽の揺籃期に重要な役割を果たした滝廉太郎についての本。bk1の紹介作成リンクを使っていたら、「滝廉太郎 手折の響き」と表示される。「夭折」と「手折」、意味はまったく違うが微妙につながりがあるようにも思う。しかし、誤変換ということはありえないので、きっとこれを入力した人が「夭折」を読めなかったんだろうなあ。 ところどころで妙に難しい漢字を使うのが奇妙だ。話も少しクネクネする。これは著者の問題だろう。滝廉太郎の話ではなく、著者の顔の方が所々で目立ってしまう本だった。素人的に考えると、あこがれのヨーロッパに渡って一月あまりで病を得て、帰国しなければならなかった無念さをもう少し描いてほしかったところだ。
むしろ、幸田幸を始めとする幸田一族の話の方に興味を持った。幸田露伴がいて、幸田延がいて、幸田文、さらに千島探検の郡司成忠までいる。興味深い一族だ。 幸田姉妹の本を調べてみたら、まさにそのものずばりの「幸田姉妹」という本が見つかったので、購入することにする。
Posted: 土 - 1月 29, 2005 at 01:44 午後 |
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