NHKプロジェクトX制作班編「プロジェクトX 挑戦者 (1) 執念の逆転劇」NHK出版, 2000


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・巨大台風から日本を守れ—富士山頂・男たちは命をかけた
・窓際族が世界規格を作った—VHS・執念の逆転劇
・友の死を越えて—青函トンネル・24年の大工事
・ガンを探し出せ—完全国産・胃カメラ開発
・世界を驚かせた一台の車—名社長と闘った若手社員たち
・妻へ贈ったダイニングキッチン—勝負は一坪・住宅革命の秘密

公団住宅の基本は、13坪。2DK。そのDKというコンセプトを出したのが、この本に出てくる住宅公団の人たちだ。「作業台・流し・コンロ」というつながりを提案したのが、浜口ミホ。これまでの「流し、作業台、コンロ」という順序との比較対照実験をしたという話。このあたりの資料がたまたま、国会図書館の展示 でリストアップされている。その浜口式配置を暮らしの手帖が早速批判しているあたりがまた興味深い。

以下はその国会図書館の情報から

第119回常設展示

日本の集合住宅
−アパート、マンションに見る20世紀−

・ダイニングキッチン
19. 日本住宅公団年報  昭和37年版
<365.3-N691n>

日本住宅公団
台所を広めにとり、食事室も兼ねるプランは公営住宅の51C型に始まるが、「ダイニングキッチン(DK)」という名前をつけ、モダンなイメージを与えて普及に大きな役割を果たしたのは公団である。間取りを表す「2DK」(二つの寝室とダイニングキッチン)等の表現を最初に使用したのも公団である。初期にはDKの使い方を示すため、テーブルと椅子を備え付けにしていた。
 
・ステンレス流し台
20. 流し台中心構成の使い勝手の研究
<Z6-113>

武保、小杉きみよ 家政学雑誌 11(2) 1960 日本家政学会 p.107-114
「人研ぎ」と呼ばれるセメント製の流しが多かった当時、公団は高級品だったステンレス製一体成形の流し台を取り入れるためにメーカーに量産化と低コスト化を依頼した。建築家浜口ミホによる、流しを中心に据えた設計は専門家の間で議論を呼んだが、実験では伝統的な調理台中心よりも流し中心の配置が作業効率がよいとの結論が出された。
 
・「使いにくい台所:公団アパートの場合」
21. 暮しの手帖 48 1959.2 p.20-33 暮しの手帖社
<Z6-352>

ピカピカの流し台と椅子・テーブルでの食事があこがれの的となったダイニングキッチンであったが、この記事では「中途半端な広さ」「流し中心の配置は使いにくい」と手厳しく批判されている。

投稿日時: 木 - 1月 1, 2004 at 08:35 åflå„        


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