国立新美術館(展覧会編)今回開催されていた展覧会は以下の3つ。
・「異邦人(エトランジェ)たちのパリ 1900−2005 ポンピドー・センター所蔵作品展」(2/7日〜5/7日) ・「黒川紀章展──機械の時代から生命の時代へ」(1/21〜3/19) ・「国立新美術館開館記念展 20世紀美術探検──アーティストたちの三つの冒険物語」(1/21〜3/19) 「異邦人たちのパリ」は副題のとおり、パリ・ポンピドーセンター──ほら、リサとガスパールの絵本「リサのおうち」の表紙ですよ(笑)!──所蔵作品の展覧会。 フジタやモディリアーニ、シャガールなどのお馴染みのエコールドパリから、マン・レイやブラッサイなどの写真までもりだくさんです。彫刻の中では(ジャコメッティもいいけど(笑))やはりブランクーシでしょうか。「眠れるミューズ」を見ていると、彫刻とは刻み、磨くことだということがよく分かります(笑)。 「黒川紀章展」は無料ですので、美術館の建物目的あるいはレストラン目的で来館した人もご覧いただけます。まー、見て楽しいかと問われるとギモンですが(笑)。 「20世紀の美術探検」展は、1階のフロアを使い切ったものすごい展覧会。どのくらいすごいかと言えば、展示作品は「デュシャンから民芸まで」(笑)。そんな幅の広い展示で、私を含めて現代アートにあまり馴染みのない人のうち、どれだけの人がこの展覧会を理解できるのかなあ。なんていうか、コーディネーターの自己満足というか実績作りのための展覧会はやめてほしいなあ。 展示の仕方はともかく、入口付近で無料配布されている「アートのとびら」という小冊子が比較的よくできていました。この場合のアートとは現代アートのことですが。 ははあ、この冊子を見てようやく分かりました。つまり現代アートは何でもアリってことなのよ、ってですか(笑)。それを言いたいがために、ワンフロア全部使うなよ!あんな広い空間を歩かされる身にもなってミロよ、じゃなくてみろよ。そう申し上げたい(笑)。 とにかく疲れる展覧会でした。ええ、Fセンセイも言っていましたが、肉体的・精神的に(笑)。 さて、この新国立美術館は研究・補修などの部門を持たず、「他から作品を借りてきて展示するだけの美術館」です。ですが、それが美術館と言えるのかという指摘はすでに多くなされているところです。 うがった見方をすれば、アートの大衆化の名目のもと、高級官僚の天下り先を確保するためとも受け取れかねません。よほど展覧会の展示内容、展示方法に気をつけないと、そうした批判を払拭することは難しいでしょうねえ。 建物自体にしても「あんなの倉庫と同じじゃないか」というFセンセイの指摘は正しいと思います。 東京都知事に立候補するという黒川先生、「共生の思想」って、こういうことなのでしょうか? いったい何と共生しているんでしょうか? |
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Total entries in this category: Published On: 8 月 01, 2009 03:20 午後 |
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