「初めて聴いた音はこの世の美しさを超えた声だった」



映画『永遠のマリア・カラス』(2003年)から。著名な演出家であるフランコ・ゼッフィレッリ監督作品。
耳が不自由な青年が聴力回復手術を受けたあと、ラジオから流れてきたカラスのオペラを聴いたときのことを回想してのセリフ。

晩年のカラスを描いたこの作品。ストーリーはフィクションとのことですが、カラスをよく知る人物の一人ゼッフィレッリならではの人物造形がなされています。
劇中、引退したカラスに対して「君を知らない若者が増えている」と言い、カムバックを促すプロモーター(架空の人物ですが、役割的にはゼッフィレッリ自身が多分に投影されています)。その言葉はゼッフィレッリがこの作品を制作した動機だったのかもしれません。


Posted: 木 - 1 月 26, 2006 at 09:03 午後