071118「非色」not because of colour



・昭和39年刊、有吉佐和子著、帯に「ニューヨーク黒人外ハーレムを舞台にニグロとして生きる日本女性の姿を描き、現代社会によどむ人種問題をえぐった‥」とある。
・トミちゃんに大量にいただいた本の中に混じっていて、当初は興味がなく古本屋さん行きの段ボールに整理したのだが、黒白市松模様の装丁と背表紙以外の三辺も黒く塗られていてことが気になって段ボールから取り出し読み出してしまった。
・主人公は「戦争花嫁」で黒人と結婚している。この主人公は夫を追ってニューヨークに行くことになるのだが、米軍が用意してくれたニューヨーク行きの船のなかでさらに三人の戦争花嫁と出会い、以降関わりを持つて暮らすことになるのだが、一人は主人公の笑子とおなじく黒人と、一人はイタリア系米国人と、一人はプエルトリコ系それぞれ旦那さんがいる。
・さらに小説の終わりの方でイエール大学の教授でユダヤ人(その家で笑子と同僚でベビーシッターを辞めてゆく白人の女性が「ユダヤ人に違いない」と云ってるだけなのでホントかどうかワわからない)の夫を持つ日本人で国連に勤める優秀な女性と、その国連職員の奥さんが自宅で開いたパーティにやってきたアフリカ人の黒人などが登場する。

Posted:2007年11月18日 (日)at17:19