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余丁町散人(橋本尚幸)
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2003.4.15


次はシリアなのでしょうか。いよいよブッシュ大統領はネオコン達の「危険な思想」に牛耳られている事がはっきりしてきたように思います。いくらなんでも非道いと、アメリカの有権者も目を覚ましてくれるといいんですがね。


L'éditorial du Monde
De Bagdad à Damas ? (2003.4.15)


バグダットからダマスカスへ?


戦争に勝って舞い上がっているのだろうか? 誰に対してでも力で言う事を聞かす事が出来ると思っているのだろうか? 9月11日のテロ攻撃を受けたアメリカは、テロリズムの脅威を振りまく国はどこであれ次々とやっつける権利があると信じているのであろうか? イラクの最後の町が制圧されたばかりだというのにまた隣国のシリアに対してもブッシュの予防戦争ドクトリンを適用するのだろうか? そして少なくともこの地域において、とてもソヴィエット的な国際関係の概念である「自分の安全のためにすべての他人の安全を奪う」という概念を押しつけるつもりであろうか?

少なくとも4月14日アメリカの要人達が立て続けにシリアの体制を非難する声明を発表するのを聞くとこのような印象を受ける。大ざっぱに言ってブッシュ大統領、コリン・パウウェル、ラムズフェルド達は次の二つの非難を述べた。シリアは大量破壊兵器を持っているので有罪である。この大量破壊兵器というのはシリアが作ったものとアメリカがイラクで見つけられなかった奴でシリアに運ばれたものだという。シリアはまたイラクの指導者をかくまっているので有罪だという。イラクへの戦争を始める時にイラクを有罪であると非難したやり方と似てきた。

シリアはイラクと国境を接しているのみではない。二つの国は政治的歴史的に共通点がある。シリアのキリスト教徒であるミシェル・アフラックが1940年代の終わりにバース党運動を創設した。これは、宗教と一線を画した世俗の社会主義ドクトリンで、ダマスカスでの政権党となり、その後バグダッドでも政権党となった。二つのバース党はすぐケンカ別れすることとなった。でも絆は結ばれておりイラクのバース党員がこの北の隣国に逃げ込んだとしても驚く事ではなく当然の事であろう。

シリアは、大量破壊兵器の禁止についてはイラクのように条約に調印しておらず製造をするのは自由であり、確かに持っているだろう。ついこの間まで、ほんの数週間前までは、このことについてアメリカはなんにも言わなかった。アメリカはアルカイダとの戦いでのシリアの協力を賞賛さえした。どうして今になって急にこんな脅かしをするのだろう。

楽観的に見れば、そして多分そうであろうが、これはワシントンのイラク攻撃計画の一部であり、バグダットの陥落をこの地域のすべての国へのシグナルとさせるというもの。大量破壊兵器は決して保有してはならぬ、またテロリストは決してかくまってはならぬと言う厳命なのだ(シリアはヒズボラを支援している)。これはこの地域の政治体制のリモデリングの始まりを意味するもので、ラディカルであると見なされた体制を震え上がらせて不安定化させる狙いとの解釈だ。

もう一つの解釈はホワイトハウスが己の軍事力に酔いしれているというもの。ワシントンの多くのタカ派達は、ダマスカスとの戦争、次にイランとの戦争を望んでおり、それを大ぴらに言っている。慎重に考えると、また最近の出来事から考えると、残念ながら彼等の影響力は過小評価する事は出来ない。

 ARTICLE PARU DANS L'EDITION DU 15.04.03













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