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余丁町散人(橋本尚幸)
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2003.1.1

シラクの年末の挨拶です。改革を必ず実行するとの強い決意が示されています。シラクの場合、実力があるから、掛け声だけに終わらないのが心強い。規制の国フランスの規制改革が進むことで、いよいよ規制の国は日本だけとなるのでしょう。イラク問題で、平和を主張しています。2003年から、フランスが安保理の議長国となるので、ちょっとは期待しても良いのかしら。(お屠蘇を飲んで、初詣に行って、年賀状を書いていたので、ルモンドを読むのがちょっと遅くなりました)

Chirac évoque les "menaces de guerre" à l'occasion de ses voeux (2002.12.31)

シラク大統領が年末の挨拶で「戦争の脅威」に言及

シラク大統領は、フランス国民に対する年末の挨拶を、ラファラン首相の「使命感」と、国民のために国民と共に物事を変えようとする彼の「意志」に対する賛辞で始めた。

「2002年は議論の年だった。ある人達は不満と不安をあからさまにした。2002年は同時に共和派の飛躍の年でもあった。共和派は今後とも飛躍を続けるだろう。2002年はまた団結と変化の年でもあった」と大統領は宣言した。「ラファラン首相により、まず最初のステップであるところの政府の権威を取り戻すという前提条件が乗り越えられた。今や我々は次のステップに進むことが出来る。明快さと、もちろん自信と決意をもって」と大統領は付け加えた。

次に関連して大統領は国際問題について話し始め、特にイラクにおける「戦争の脅威」と「テロリズムのリスク」について言及した。

同じく大統領は、名指しはしなかったが、ラエリアン教徒によるクローン・べービーについても触れ、「正道を踏み外した科学技術の適用であり、人類の尊厳にもかかわる問題となりかねない」と言及した。

続いて「フランスは、平和と正義と倫理を守るための第一線に並ばねばならない」と強調した。

「われわれは不確実で危険な世界に住んでおり、戦争の脅威にテロリズムのリスクが加わっている。この世界では、科学進歩による技術適用が人間の尊厳までを損ないかねない状況である。フランスは平和と正義と倫理を守る為に第一線に立たねばならない」

「わが国には、共同体主義への願望と、自国に引きこもろうとする退歩が混在している。暴力問題は、政府の行動によって食い止められはしたものの、撲滅にはほど遠い。環境バランスもますます脅威となりつつある。フランスの国民的団結も、しばしば傷付けられており、強化する必要がある。雇用問題や物質的窮乏や排除の問題が存在し、おおきな懸念となっている」

「フランスがよりダイナミックになればなるほど、我々の発言力は増加するのだ。ヨーロッパが統合され、改革され、拡大されれば、より多くの力でもって発言できることになろう。この数ヶ月、フランスは、平和のメッセージを、また貧しい国々とのバランスと連帯を訴え続けてきた。2003年にはフランスはこの行動を、国連と共に、続けることになろう。困難はあるが、フランスの政治的参加と世界観の根拠となっているこの主義主張を世界に押し広げるのである」と大統領は付け加えた。

シラク大統領は、続いて、フランスの強みは「人口構造の強さ、仕事と想像力とノウハウ」にあるとして、雇用問題は「主要な懸念」であり、雇用の拡大に向けてしつこく努力を続けなければならないと述べた。

大統領はまた「フランスは非常に大きく変化した」と「確信している」と述べ、国民の団結により「今まで大きく立ち後れていた」ところの「改革を進めることが可能になった」と述べた。大統領は一番に必要な改革は年金改革であるとし、もし2003年に改革が進まないならば「たいへんなことになる」と述べた。

「将来に備え将来に成功するためには、今行動しなければならない。今間違っていた路線を修正しなければならない。国民全体が改革が必要なことを知っている。ヨーロッパの友好国はみんなそれをやってきたのだが、フランスは長くそれを放置してきた」

「現在、この大きな共同の目的に向かって国民の団結は達成されたと信じている。溝は越えられた以上、フランスに必要な改革に向けて行動することが可能となった」と強調した。

その他の改革について、大統領は「脱中央集権化は既に進み出した」とし、「学校改革や健康医療制度改革や、政府サービスの効率化と環境保護のための政府組織の近代化」を挙げた。

同時に「ダイナミックな魅力のある経済社会」に言及し「過剰な規制や税金により多くの投資と雇用が失われた」と述べた。

「改革が全員の利益に繋がり、全員で改革をうまく進められるように、またラファラン首相と政府が、今までやってきたように、この改革を透明性の精神のもとに、対話と公正さでもって進めるよう、大統領は注意を払って監視する」と。

シラク大統領は、火曜日夕刻の此の挨拶の最後に、2003年には「フランスは、平和を守るための第一線に立つ」とイラク問題を示唆しながら述べた。

「フランスは平和と正義と倫理を守るための第一線に立たなければならない」と大統領は宣言した。

「この数ヶ月、フランスは平和と貧しい国々とのバランスと連帯のメッセージを送り続けた」と強調した。

「2003年、フランスはこの行動をとり続ける。フランスは、国連と共に、困難はあるが、フランスのアンガージュマンと世界観に基づく主義主張を世界に広める」とぼかした表現ではあるが米国のイラクに対する一方的な行動を指しながら述べた。

フランスは、1月1日から国連安全保障理事会の議長を務める。おまけに、この国連では、シラク大統領がイラク危機の最初から主導権を取り続けてきたのである。

Avec AFP et Reuters






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