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2002.12.10
ルモンド。きょうは教育改革に反対するデモについてのレポート。何か支離滅裂で盛り上がりが欠けていた様子がうかがえます。一部の教育関係者は、教育のことよりも自分たちの面子や福祉の方に関心があるようです。
Reportage
Enseignants, élèves
ou parents, entre 25 000 et 40 000 personnes ont défilé à Paris contre Luc
Ferry (2002.12.10)
リポート
2万5000人から4万人の教員、生徒および保護者達が、リューク・フェリー教育大臣に抗議してパリを行進
日曜日、全国からやってきたデモ隊は、政府の教育予算の削減を抗議するデモを行った。左派政党はあまり動員されなかった。
教育関係者は、フェリー・ファミリーの中ではお祖父さんの方を好む。「ジュールはパンテオンに、リュークは精神病院の監禁室に」という旗が、日曜日、リューク・フェリー教育大臣の政策に反対する2万5千から4万人の教員、保護者のデモ行進の真ん中に掲げられていた。(訳注:リューク・フェリー教育大臣のお祖父さんは、ジュール・フェリーといって、第二帝政末期の急進共和派の代議士。第三共和制になり文相、首相を務めた。フランス教育制度の整備に貢献)
「緊縮は大統領府でしろ。学校の食堂でけちけちするな」。一連の予算削減で教員達はラファラン首相がマスコミで約束した教育こそが「国家戦略の中心に据える」との姿勢が本当のものかどうか疑っている。ある学校長はこれで教室の運営が難しくなったと危惧する。「われわれは学校の危機に対処するプログラムを教育助手が存在するとの前提で作り上げている。もし彼等がいなくなれば保護者達のヴォランティアに頼らざるを得ない」という。
不満はいっぱいで、きりがない。ある教員は教育予算の削減を激しく非難して「教育予算の削減で、初等現代文のクラスは成り立たないし、美術のクラスもお金が足らない。それでもラファラン首相は教育にプライオリティーを与えているというのか」と述べる。一部の数十人の生徒も、給食費を払えない家庭への補助金削減に抗議して、組合と共にデモに参加した。「一番必要としているところからお金を取り上げるのは反対。大統領府がまず経費削減するべきだ。学校の食堂で経費を削減するな」という。
鉄条網ではなく教室指導員を。5600も教室指導員のポストが削減される。2003年には2万人の教員助手が補充されない。これが批判されている。ある教育委員はこれは政府の間違いであるという。「問題を解決するどころか、問題を作り出している。校内暴力に対処するのに教室指導監督の代わりに鉄線を張ったりカメラを設置するのは意味がない」と。
保護者達も怒りを露わにしている。「我々の子供達を、学校ではなく監獄に入れろと言うのか」とある親は言う。政府のやり方は教育をめちゃめちゃに壊してしまうという。「その次は、放っておくと、全ての公共サービスがぼろぼろにされてしまう」と。
地方分散化に反対。教員達がデモ隊の大部分であるが、他の教育関係公務員もデモに参加している。教育オリエンテーション顧問は地方分散化に反対している。「教育オリエンテーション顧問は地方自治体から給料を貰う取り次ぎ販売員やセールスマンではないのだ」とのプラカードもある。民生委員達も文句を言っている。「中央政府はわれわれを放り出して地方自治体に委ねようとしている」とあるパートタイムの民生委員は言う。学校保健看護婦は、ラファラン首相が中央政府の元に残すと約束したものの、この約束の保証を求めている。「政府は生徒達が元気になるような政策を約束しているが、我々はどうなるの。ちゃんと法律に書いて貰わないと安心できない」と。今後、慎重に具体的に、学校看護婦達は彼等の職業が地方分散化されないことを政府に求めていく考えだ。
生徒も高校卒業資格の改革に反対。もっと賑やかで元気のいいのは組合の呼びかけに答えて参加した数百人の生徒達だ。垂れ幕を掲げて行進している。エディット・ピアフの「ミロール」の節に合わせて「生徒達よ立ち上げれ〜〜俺たちは馬鹿にされている〜〜ECは我が国の教育を壊そうとしている〜〜調和の名の下に〜〜新しい改革は〜〜平等の精神と我らの高校卒業資格を安物のものにしてしまう〜〜」と歌いながら、ECの資格調和政策を批判している。一方で、彼等の一人は「階段教室は定員オーバーだし、教員の数が足らない」と嘆いているのに、おかしな話である。
しかし左翼政党はどこにいる? 共産党他の左翼政党は、組合関係者にこのデモへの参加を呼びかけたにもかかわらず、動員数はきわめて低調だった。デモの最後の方に社会党の連中がいたが、人数は少なく、寒さに凍えており、嫌々ながら不精不精出てきたのは隠しようのない様子。「問題の焦点がぼけているので・・・」とある政党幹部は言う。「心が痛む」とは左翼の元大臣。その他もろもろの組合幹部、政治家がいた。共産党の書記長も如才なく別の共産党議員と共に参加していた。「学校を愛しているから参加しました」と書記長は説明。でも、ある教員は「へー、そうですか。あなた方は5年間に渡って政権の座にいたのではないですか(それなのに学校危機の問題について何もしなかった)」とすぐさま反論。
Luc Bronner, Martine Larounche et Isabelle Madraud
ARTICLE PARU DANS L'EDITON DU 10.12.02
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