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余丁町散人(橋本尚幸)
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2002.11.25

ルモンド。ナイジェリアでのミスコンテストをめぐる大暴動の話です。ミス代表達は、よくあんな危険なところに出かけていくなと感心します。女性はほんとうに怖いもの知らずです。

Violentes émeutes anti-Miss Monde au Nigeria(2002.11.22)

ミス・ワールドに反対してナイジェリアで暴動

新聞記事が預言者マホメッドを冒涜したとして暴動が発生した。

12月7日にナイジェリアの首都アブジャで行われるミス・ワールド・コンテストが宗教間の緊張を再燃させている。11月22日の人権擁護団体によれば、コンテストに反対する暴動で、この48時間に少なくとも100人の死者と500人以上の負傷者が、国の北部において発生しているとのことである。ナイジェリアの赤十字総裁は「105の身元確認できた死者」と報告書にまとめた。これは市内に入った救援隊員の目撃証言に基づくものであるが、救援隊員はまだ市内全部を確認していないので、死傷者はまだまだ増える可能性が高い。

北部の大都市カンドゥナは、木曜日、あちこちで火災が発生したが、金曜日になっても、24時間の外出禁止令にもかかわらず、散発的な銃声が聞こえる。宗教融和団体によれば、多くのキリスト教教会と一つのモスクが放火されたとのこと。イスラムの若者達は商店やキリスト教教会に放火し、道路をタイヤを燃やして封鎖していると人権団体は言う。ナイジェリア国防学校の責任者によればカンドゥナの町は、木曜日、まったく煙で覆われていたと。

市当局は木曜日朝に外出禁止令を発動した。「警備関係者が道路に出動したので、多分事態を掌握したと思うしかし被害の規模を全部把握できては居ない」と市当局のスポークスマンは電話取材で語った。この新たな騒動が、2000年に死者2000人以上出したキリスト教徒とイスラム教徒との暴力抗争を繰り返すことに繋がるかどうかが心配されるところだ。

明らかにこの数週間緊張が高まっていたが、地元の大新聞 "This Day" がミスコンテストの記事で、マホメッドとこのコンテストをつながりを持たせて書いたことで、一挙に緊張は暴動と化した。この記事で、預言者モハメッドが、ミス・ワールド・コンテストに参加する美女達のひとりを自分の愛人として選べばどうかと書いたのである。この記事が火薬に火を付けた。しかしもっと大きく見れば、ラマダン月にあるナイジェリアに世界の美女達が90人以上も大挙してやってくると言うこと自体が、人口の50%を占めるイスラム教徒の間に激しい怒りを呼び起こしているのである。

イスラム統合主義者達はコンテストは「卑猥な裸の行列」であるとしてコンテストの最終的な取りやめを要求し、さもなければ像乱を起こすと言っていた。先週ナイジェリアの大統領は、イスラム教徒に配慮して、予定していたミス・ワールドとの会見を、不精不精、取りやめると主催者側に伝えた。水曜日、イスラムの穏健派の指導者が、このコンテストは「裸体による淫奔で不道徳な企画である」として大統領に即刻禁止を求めた。北部の別の宗教グループは、コミュニケを発表し、新聞 This Day" を処罰することをもとめ、民衆の怒りはもはやコントロールできないと警告した。その翌日、「アラーは偉大なり」の叫びと共に、多数のイスラム教徒が新聞社の支局に放火を行ったのだ。

ミス・ワールドに参加する90人の代表のうち相当多数の代表(フランス、カナダ、ベルギー,ノルウェー等々からの代表)は、ナイジェリアの北部の裁判所が婚外交渉により妊娠した女性に投石による死刑を判決したことに抗議し、コンテストのボイコットを表明していた。ナイジェリアのおいては、投石による死刑の判決が、まだ今のところ処刑は実行されてはいないが、5つ出ている。

連邦政府が最近その投石による死刑判決を実施させないと約束したので、ミス達はナイジェリアにやってくることに同意し、一週間前から滞在している。強力なセキュリティーに守られて、彼女達はアブジャのデラックスホテルに滞在中だが、金曜日には、週末を過ごすためにキリスト教徒が多数を占める南部にあるポート・ハーコートに向かうこととなっている。





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