「自然淘汰はアッという間に起こる」(日高敏隆)


今晩の日経。総合地球環境学研究所長の日高敏隆氏が書いている。世界的な動物行動学者のオーストラリアのグレートバリア・リーフでの研究によると、環境変化に対応して動物の進化はほんの数年の間に自然淘汰という形で実現されるとのことだ。なんだ、地球環境なんて大げさに心配することではないのではないか。環境の変化に対応して動植物は進化するのだ。

引用されている文献は、橘川次郎『メジロの眼』。世界的な動物行動学の権威とのこと。
メジロの眼―行動・生態・進化のしくみ
橘川 次郎
海游舎
2004-09


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日高氏は「ただし、世の中が変わると人間もどんどん変わってゆくという意味ではない」と予防線を張られている。この辺が素人にはさっぱりわからない。環境が激変すると人間ですら、同じ動物である以上、変化した環境に適応するように進化を遂げると考えるのが自然ではないか?

この問題を突き詰めて考えてゆくと、昨今はやりの「地球環境保全」とは何のためのことかという疑問も湧いてくる。縄文時代から現在まで、日本や世界の動植物体系はドラスティックに変化してきた。現在、保護するべきだと騒がれている自然環境とは、ごく最近(ほんの数百年)の歴史を持つものでしかない。そう考えれば、とても気楽になる。

Posted: Mon - December 20, 2004 at 10:20 PM           |  


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