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日本の富裕層、5.8%増え131万人 世界の17%……でも中身はどうなんだろう?
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:
大金持ち増加中——。メリルリンチ日本証券が16日に発表した世界の個人資産家に関する報告書による
と、03年末時点の日本で不動産をのぞく金融資産を100万ドル(1億1000万円)以上持つ富裕層は前年末より7万2000人(5.8%)増えて131
万2000人。全世界の17%を占めた。報告書によると、全世界の03年末の富裕層は、前年末比50万人(7.5%)増の770万人で、保有資産は同7.
7%増の28兆8000億ドル(約3168兆円)。
ふ〜ん、すごいなあってとこだが、電卓で計算すると何かもの悲しい実情がかいま見える。
この記事では日本の富裕層は人
数だけで、金額が入っていないので、一応世界の平均値をとることとする。一人あたりの金融資産平均は約4億円だ。しかしこれは全くの平均値であり、余り意
味を持たない。市場経済では通常「8対2の法則」といって上位2割の人間が全体の8割を手にするのだ。すなわち全世界の金持ちの内の2割(154万人、内
日本人26万人)が全体の8割(2534兆円)を持っていると考えればいい。上位2割層の一人あたり金融資産平均は16億円程度だ。これが本当のお金持
ち。
残る616万人(内日本人105万人)の小金持ちは、
残りの634兆円に群がっているのだ。一人あたりにすると約1億円強(100万ドル)。メリルリンチのお金持ちの定義の下限すれすれ線にいる人達だ。
1億円でも良いじゃないかと一見思えるが、日本ではこ
れを全額個人向け国債に投資しても年間の受け取り収入は70万円程度にしかならない。金利生活者(ランチエ)などとはとても呼べない。スーパーでバイトし
た方がいい収入になるぐらいのものだ。
おまけに日本の小金持ちは高齢者が多い。現役時代年収
1000万円の収入があった人が、生活程度を落とさずに老後を送るには、公的年金の他に現金が1億円要るとの試算もある。日本の小金持ちの金
融資産は将来的に食いつぶされていくお金にしか過ぎない。後は何も残らない。
こうやってみてみると、日本の個人金融資産はすごいと
か、景気のいい話が多いが、ストックの中身は相当お粗末であると推測される。とても羨ましいと言えるようなものではないようだ。まだまだ日本は、働いてフ
ローで(GDPで)頑張らねばならないのである。
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Posted: Thu - June 17, 2004 at 02:58 PM
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