論よりチャート……日本株は奈落に向けてまっしぐら!
サブプライム問題もようやく先が見え始めたようで世界の証券市場では株価の底固めの兆しが見られ出しているが、その中で日本株だけが軟調続き。政治家やマスコミは株が下がったのはサブプライムのせいだ(アメリカのせいだ)と言い続けるけれど見当違いだ。やはり原因は「純国産」で構造的。このことを如実に物語る実に嫌なチャートを見てしまった。
このチャートは保存版(昨日の日経夕刊):
日経は次のような専門家の意見を引用:- 今の相場はむしろ上値抵抗線として意識するべき。
- 1989年末に付けた最高値とその後の高値を結ぶ(対数目盛での)トレンドラインに注目。最高値と00年の高値の延長線上に今の相場がある。これを割り込むと一段と調整色が強まるのは過去の経緯。
- 一月の最安値を下回ると11000円近辺が下値の目安となろう。
なぜ世界中で日本だけがこうもダメなのか。こういうことではないか:- 日本では企業が幾ら頑張っても悪名高き世界最高の法人税率でもって儲けはお上に吸い上げられてしまう。ニッポン政府は税金は取りやすいところからとる。
- だから労働分配率も上がらない。雇用者所得が上がらない。おまけに勤労者に対する有形無形の税金が高い。特に食い物の値段が高く、これは都市から地方への強制的所得移転制度であるが、都市勤労者にとっては「逆進的な消費税」。内需が盛り上がるわけもない。
- お上が企業と都市住民から吸い上げた税金を勤労者のために使ってくれるならまだいいが、ほとんどがイナカにばらまかれる。民間企業と都市勤労者の稼ぎを当てにしてイナカでなにもしないで「ぬくぬくと」暮らしている連中が多すぎる。アホらしいので都市住民は真面目に働くことを止めて田舎暮らしに憧れ、それが更に経済全体の効率と生産性を悪化させている。
- 小泉純一郎がこういうことにストップを掛けるかと見えたが、小泉以降、日本の政治は伝統のばらまき政治へと完全に逆行している。
- こういう状況下、企業としても自由競争で儲けるよりもイナカに擦りよって「既得権」で儲ける方がやりやすいので企業経営においても逆行が見られる。
- 日本のマスコミと大衆は、既得権集団のこういった反動を「空気で」支持しているように見える。ニッポン全体が落ち目まっしぐら。
- これでは日本企業のPERが欧米より高いのが当たり前どころか、低くて当たり前となる。PERは10倍でも高い。株は下がらざるを得ない。個人年金も目減り続き、現役勤労者の老後の野垂れ死にが視野に入ってきた。都市勤労者もない袖は振れないのでいつまでも貢君を続けられない。地方経済の地盤低下が続く。
このチャートを見ると、この20年、イナカで公共事業や農地の宅地転用で得た資金を何十冊もの郵便貯金通帳をゴムバンドで括って違法に保有していた地主連中の方が、真面目に株式市場に投資していた個人投資家より結果としてはるかに儲けたことが分かる。ヤッテラレンワ。
Posted: Wed - February 20, 2008 at 04:10 PM
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