安倍自民党がぼろ負けしたら株価が上がったことなどについて


自民の歴史的敗北。さぞかし東証株価は大きく売られるだろうと警戒していたら、大したことがなかった。終値ではかえって前日比値上がり(TOPIXで0.35%アップ)。なぜか?

もちろん「織り込み済み」だったと言うことが大きいが、投資家(つまり外人投資家)はこれで安倍晋三が辞めるだろうと好感したのではないか。

日本株の動向は外人投資家次第である。日本株の低迷は、日本人が外国に投資始めたからだという説があるが、そうではないだろう。外国株を対象とした投信が人気だが1500兆円のニッポンの個人金融資産に比べたら微々たる額だ。日本人投資家はいまだに日本国にほとんどを投資しているのである。彼らは概して元気がないので、日本の株価の動向を握るのは外人投資家と言うことになる。

さて、外人投資家の投資判断基準は何か。儲かるかどうかということも重要だが、投資先の国の「好き嫌い」が意外に大きいのである。それはニッポン人も同じ。海外に駐在しているとわかるが、ニッポンからやって来た社長さん達は「ここの国の人はええ人やな、街並みも清潔感があって好感が持てるわ、よっしゃ投資するか」で決める人が多いのである。外人はもっと合理的だなんて思ってはいけない。ニッポンの社長さん達と基本的に同じ。「世界はみんな兄弟だ」なのである。

で、外国人が東京にやってきて、一番嫌悪感をおぼえるものは何か? 物価の高さや英語が通じないなどの理由ではない。電信柱と右翼の宣伝カーなのである。特に右翼の宣伝カーはひどい。都心を白昼堂々、軍国主義の宣伝を大音響でがなり立てて回る。「なぜ警察は取り締まらないのか、結局警察も同じ連中なのだろう、こりゃ将軍様の国みたいじゃわ、投資するのはいやだな〜」となる。

安倍晋三総理は、改革を進めるといいながら、「構造改革」という言葉をマニフェストから削除したり、従軍慰安婦や沖縄戦の歴史事実を否定したり、外人にはまさに右翼の宣伝カーとダブって見えるのである。世界のグローバリズムに背を向けるアナクロ・ウヨ(サヨ)は、今や世界でもヴェネズエラのチャベスと安倍晋三ぐらい。あんなリーダーが資本主義を守るわけがないとなる。

安倍ボクちゃんウヨ総理が居座って、この外人投資家の安倍は辞めるだろうという「期待感」が裏切られてしまうと、株価は今度こそ本格的に調整局面にはいることになる。ニッポンの資本主義と株価を守るのが自民党の役割じゃなかったのか。自分の不始末の始末をちゃんとつけられないようでは、自民党もダメだ。

Posted: Mon - July 30, 2007 at 06:10 PM           |


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