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世界の機関投資家、日本株の組み入れ比率を見直す?


新聞情報には、大きな記事より も小さな記事の方が重要である場合が多い。今朝の日経「まちかど」という一口コラムに興味深い情報があった:
米メリルリンチが世界の機関投資家を対象に五月上旬に実施した調査で、今後一年間に組み入れ比率をもっ とも引き上げたい市場を日本株とした回答は29%と前月より五ポイント減った。
これをどう読むべきか?

特に日本株についての悪い材料 が4月に出てきたわけではない。日本企業の業績も好調だ。基調としては日本株への強気姿勢を修正する場面でもないだろう。

これは日本株についてどうのこうのというよりは、むし ろ他にも面白い投資対象市場が見つかったと言うことではないか? 日本株ばかりじゃないということ。それはどこだ?

中国、インド、東欧など、世界中の機関投資家は数年前 から目を付けていたし、今さらではないだろう。他にあるのだ。

散人が大胆に当てずっぽうを言うと、それは世界最大の 時価総額を占める米国株ではないか。それもグロース株。

この数年、米国株は低迷が続いていた。日本株、欧州株 が昨年来上昇基調が鮮明になってきたのに、米国株は出遅れている。米国経済は日本や欧州などに比べはるかに高い成長率を示しているにかかわらず株価だけは 元気がなかったのだ。

参考データ(某ソース):

実質GDP成長率(2004〜2006年、年率)
 米国  3.8%
 欧州  1.8%
 日本  2.3%

株価指数の騰落率(2003年12月〜2006年3 月)
 米国 15.4%
 欧州 29.7%
 日本 63.2%

世界経済の中での圧倒的な米国経済と米国企業の存在感 を考えれば、不自然な状態が続いていたと言える。特にグロース株は革命的な新技術のほとんどを米国企業が発明しているのに低迷ぶりが著しかった。ITバブ ル崩壊ショックの後遺症だが、もう充分時間が経った。

ポートフォリオの中で、暴落して安くなっている米国株 比率を少し上げることを検討しても良いのかも知れない。円高が心配だが、これだけ大きな日米金利差を考えれば、今以上の円高の方がむしろ不自然だ。

Posted: Thu - May 18, 2006 at 05:23 PM           |  


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