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いよいよ明日が選挙。投票は損得計算で行こう!


テレビによれば、まだどの政党 に投票するか決めかねている人が約3割もいるという。日本人は昔からイエスとノーがはっきりしないと言われている。散人はこれは、単に損得計算が瞬間的に 出来ないからだと思っている。イエスと言った方が得かノーと言った方が得かの計算がうまくできないのだ。決めかねている人達は次の三つの打算的判断基準を 参考にして欲しい(党派に偏らない純経済的な判定基準です)。

1.対立軸 を把握し、自分がどっちのサイドにいるか把握しよう!

選挙とは利害関係の対立だ。美しい理想とか理屈はどう にでもあとから付いてくる。あくまでも複数の集団同士の経済的利益の取り合いなのであると言うことをしっかり認識しないとだめ。その上で、自分の利害が どっちの集団に属するか、自分の経済的ポジションから冷静に判断すれば、自ずとどこに投票するかが決まる。敵側に投票すれば、自分の財布が軽くする方に投 票することになる。絶対得する方に投票しないとだめ。

今回の選挙の対立軸は何か。明かだろう。既得権者と既 得権を残念ながら持っていない人達の間での戦争だ。既得権の有無、これがポイント。


2.自分が既得権者かどうかは、相 対的に且つ所得面と支出面の両方から、分析して判断しよう!

自分が既得権者かどうかは、意外に難しい計算だ。農 民・地主・漁民・強力な組合員などの特権階級は、すべての面で既得権で得をしているので計算は簡単だが、一般市民では簡単ではない。エドワード・リンカー ンによれば、日本人の54%は何らかの既得権者であるという(ここ)。彼の数字は関連産業を全部入れてのことだろう。例えば農村に 化学肥料や農機具を売るメーカーに勤めている会社の社員など。既得権を否定すれば、自分の月給が少なくなるかも知れない、最悪失業するかも知れないという 場合はどうなるのか。この判断では、二つの側面が重要。つまり、どれだけの既得権からの恩恵を受けているのかと言うこと。雀の涙ほどのおこぼれしか受けて いない場合、大きな恩恵を受けている既得権者から、はした金で買収されていると言うことに他ならないのだ。自信を持って自分は既得権から他の人以上に巨額 の利益を受けていると断言できる人は、当然既得権側に投票すること。そうでないばあいは慎重に。もう一つの側面は、家計の支出面からの把握だ。人間誰も、 生産者(所得者)という面と支出者(消費者)という二面をもっている。かりに既得権を否定することで、収入が一割減っても、消費者としては2割得するので あれば、合計では既得権をぶっ壊した方が得だ。どうしても計算が出来ない場合は、奥さまと旦那さんで票を分けてもいい。卵をひとつのバスケットに入れるよ りはいいだろう。


3.短期的損得よりは長期的損得を 重視しよう!

「明日の百より今日の五十」という。でも政治において はこれは得策ではない。政治の効果が出てくるには何年もかかるからだ。損得計算はあくまでも生涯収支で計算するべきもの。今後の日本では労働市場の流動化 はどんどん進む。近視眼的に現在の仕事上での損得とか、政党の「ばらまき公約」に目を奪われてはいけません。今日10得しても明日100損すれば、合計で 大損だ。結局これが一番重要な判断基準である。


以上です。この三つをしっかり頭に入れて、美辞麗句は 一切考慮せず、既得権者は既得権擁護政党に、非既得権者は既得権打破政党に投票しよう。

Posted: Sat - September 10, 2005 at 10:04 AM           |  


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