コムスン問題:そもそも介護保険システムそのものが問題ではないのか?


コムスンのスキャンダル。言っては悪いが、もともとこんなことは予想されていたことだ。日本の老人介護システム自体に問題がある。

日本の介護システムが制度化された20年前、米国の保険制度の専門家は「こんなシステムは "not sustainable" だ」と明言していた。案の定、システム自体の問題性が露見された。

ニッポンの介護システムの問題は、われわれニッポン国民の払う介護保険料(小生も毎月4000円以上払っている)のほとんどが事務経費に使われてしまうと言うことにある。デスクワークをするケアマネージャーとかコムソンとかの六本木ヒルズの社員のお給料にである。実際の老人のおむつを替える現場労働者には我々が払う介護保険料の一割程度しか回らない。これについては↓

NHKクロースアップ現代:介護の人材が逃げていく‥‥示唆されている解決方向が見当違い : "亡くなった父をそれまで要介護4認定で介護保険のお世話になっていた友人の話だが、介護保険から払われる合計介護金額の十分の一ぐらいしか、実際の介護にあたる人たちに払われていないとのこと。介護保険料のほとんどは、このシステムの維持費用に使われているとのことだった(例えばケアマネージャーとか、介護ビジネス界の会社に勤める終身雇用の職員への?"

我々が払っている保険料の残る9割は、利権がうごめく世界で消え去ってしまう。コムスン問題は「氷山の一角」にしかすぎない。

利権まみれの日本の介護保険制度そのものをやめて、みんなが自分でフィリピン介護士を自分で傭う方が、遙かに安くすむし、世界のためになるのである。でも、それは原宿の一等地に本部を設置している日本看護師協会なんかが反対するので、実現できていない。ニッポンシステムは、まさに利権まみれで、脳梗塞寸前。

Posted: Thu - June 14, 2007 at 10:03 PM           |


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