TBS:有名シェフの介護食革命‥‥考えさせられたな


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Yahoo!テレビ - 夢の扉: "夢の扉◇フランス料理のシェフ、多田鐸介氏は高齢者が食べたいと思えるような介護食を考案している。介護食はのどに詰まらないよう、半固形のどろどろした状態で出されるのが実情。介護食を楽しめるよう試行錯誤する多田氏の姿を紹介する。"
日本の介護食の実態には驚いた。大根の煮付けであれ、刺身であれ、何でもかんでもミキサーでドロドロにして食べさせるのだ。

多田シェフがフランス料理の技法を駆使して、柔らかいながら食材の食感を保った料理 に挑戦されていたのには、正直頭が下がる。でも、そもそも、主食と副食を口の中に一緒に放り込み、ぐちゃぐちゃ噛みながら「口内調味」をする日本料理と は、歳をとってから食べるのに向いていない料理だ。みんな40歳程度で死んでしまった時代ならともかく、今は90歳、100歳まで皆生きる。死ぬまで普通 の食事を食べ続けられることが年寄りの幸せ。でも日本の伝統食に慣らされておれば、それは不可能。みんな不幸せな老後を送ることになる。

フ ランスの義母は、いま老人介護施設で、毎日スープを食べている。でもそれは介護食ではない。フランスではスープが一番基本的な家庭料理であるから、本人に とって歳をとってからいきなりへんなドロドロの介護食を食べさせられているとの実感はない。今まで続けてきた普通の食事を続けているという感覚だろう。こ と食生活に関しては、若い時からの断絶感はない。

今は 亡きカミサんのお父さんが教えてくれたブルターニュ風「スープ・ド・ポワソン」も、絶品である上に、年寄りになっても何ら問題はない。魚を骨ごとスープに して、あと固形物が完全になくなるまでミキサーにかける。ホントに美味しい。長いこと作ってないが、やってみるか。曙橋にあるインド料理店の魚のカレーも 同じ方法で作られる。長い伝統のある食文化とは、人間が老いてからのこともちゃんと考えているのである。

「食育」もこの辺を考慮してやるべきじゃないかな。人はいつまでもタコの刺身を食えるとは思わないことだ。農村利権団体が押し進める「食育」で日本の伝統食とやらにこだわっていると、歳をとってからひどい目に遭うよ。

Posted: Sun - November 19, 2006 at 07:30 PM           |


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