「肉は元気と幸せの源」(医食同源の新居裕久先生)
昨今の「ニッポンの伝統食を食べるのが一番」というNHK番組なんかでの集団ヒステリー現象のなかで、元祖「医食同源」の新宿医院院長の新居先生だけは孤軍奮闘でがんばって正論を述べ続けておられる。今朝の日経。
抜粋:- 食品には三つの機能がある。栄養素を供給する働き、おいしさをもたらす働き、生体を調節する(老化や生活習慣病を防いだりする)働きである。
- 肉類はこの三つの働きを備えた食品だ。栄養素としてはタンパク質、脂質、ビタミンB類を、美味しさとしてはグルタミン酸、イノシン酸のようなうまみ成分。生体を調節する働きとしては次の四つ:
- 第一に、肉類のタンパク質が免疫を高めること。免疫を高めるために大きな役割を果たしているのはリンパ球だが、肉類の場合は、卵、乳類、魚介類、
豆類などのタンパク質と比べて、リンパ球の一種、ナチュラルキラー細胞(NK細胞)の活性を増加させる働きがある。NK細胞とは、ウイルスに感染した細胞
やがん細胞を排除すると言われている。
- 第二に、抗疲労作用がある。肉類を食べるとスタミナが出ると言われているが、これは動物実験で証明されている。
- 第三に、精神安定、催眠、鎮痛などの働きがある。脳にはこの働きをするセロトニンという物質があるが、これは肉類に多く含まれるトリプトファンと呼ばれるアミノ酸から作られる。
- 第四に、肉類に多く含まれるアラキドン酸という必須脂肪酸は、幸福感をもたらすアナンダマイドという物質を作る。
- もっと肉類を食べよう。野菜と一緒に食べること。
これは散人の個人的体
験からの実感と一致する。二三年前からコメを食べず(食べてもごく少量)、肉と野菜だけを食べるアトキンスダイエット(ローカーボダイエット)を始めた
が、体重は10キロ減った上に極めて体調がいい。昔はしょっちゅう引いていた風邪だが、今や全くひかなくなった。おすすめ。こんなに健康にいい肉類だが(現にアルゼンチンなんかでは風邪を引くとお粥の変わりにビフテキだ)、ニッポンじゃ極めて高価な食材になっており、まるで嗜好品扱い。農業団体が暗躍して安い肉を輸入できなくしているからである。
Posted: Sat
- October 28, 2006 at 10:28 AM
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