家庭用シュレッダーは、ホントに必要な道具なのか?
幼児が家庭用シュレッダーで指を粉砕されるという事故が多発しているようだ(NHKニュース)。プライバシー情報の流出はたいへんだという不安感を煽られて、もっと大きなリスクを家庭内に取り込んでしまった「安全志向」家族の悲劇。
燃えるゴミとして、プライバシー情報を記載した書類を捨てるのは危険だという。いっ
たい誰がゴミ袋をあさるのか? 朝ゴミを出せば30分以内に回収されるし、ゴミ処理場でゴミ袋から特定個人の書類を探すなんてどんなストーカーもやらない
だろう。たぶん伊丹十三の映画「マルサの女」で女性捜査員がゴミの山の中から裏帳簿を見つけ出すという場面からの連想だろうが、ゴミの山の中から書類を必
死になってあさるのはマルサの税務署員だけ。だいたい普通の人は裏帳簿なんか付けていないし、何でそんなことを心配するのか。
中には重要なプライバシー情報が書かれた書類もないこともないが、それは重要書類。当然ファイルして保管するだろう。捨てることはない。どうしても破棄しなければならない書類は、手で細かく破るか、大きめの灰皿で燃やせばいい。
現
代日本には、異常な「安全志向」が見られる。特定の利益団体が、国民の不安感を必要以上に煽ることで、自分たちへの利益誘導を図るからだ。不安感につけ込
んで儲ける業界といえば何も家庭用シュレッダーメーカーや保険業界ばかりではない。外国からの農産物は危険だと不安を煽り、高い国産品を国民に押しつけよ
うとする農業団体もそうだ。日本の農産物は安全であるというが、単位当たりの農薬の使用量は日本が世界で一番多い。カドミウムなどの火山国固有の問題もあ
る。
不安感を煽られ、特定団体を儲けさせ、更にもっと大きなリスクを抱え込むことは、愚以外の何ものでもない。
Posted: Thu - August 24, 2006 at 10:16 AM
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