ファーブル博物記5「植物のはなし」は面白い!


今日読んだ本がこれ。とてもお奨め。こういういい先生に恵まれなかった散人は、高校の理科科目は物理と化学を選択してしまった。生物(植物)を選択していた方が実生活に役に立ったな。


植物のはなし
植物のはなしアンリ・ファーブル 後平 澪子 日高 敏隆

岩波書店 2004-06-26
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おすすめ平均 star
star植物も動物のように生きていることを実感させてくれる神秘の本

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植物の説明をするのにファーブルはいきなり動物(ヒドラ)の話から始める。こんなスタイルとても好き。いろいろ勉強になったぞ。

例えば、雑草を刈ることについて。ファーブルは雑草を刈ると、雑草は切り口から不定芽をたくさん出すので、雑草は前よりずっと濃く繁ることになると警告している。それで思い出したのはこの本↓

『草刈る人』(玉村豊男)……日本農業の実態はこれでわかる

題名通り、玉村豊男は毎日毎日、自分の農園の草刈りに多大の労力を使っている。タンポポを草刈機の石油タンクを二回も満タンにして一日がかりで駆除したのに翌日には白い穂をつけていたとか、東京から遊びに来る友人達も容赦なく草刈りに動員するとか。でも玉村氏のやっていたことは、無駄なことだったのだ。労力と石油の無駄使い。

玉村豊男はフランス文学者の端くれだからファーブルぐらいは読んでいるはず。だから無駄だと知りながらやっていると言うことも考えられる。農作業は彼の自己満足だから、それでいいのかも知れない。

日本の農業には、こういう自己満足が多いような気がする。

Posted: Thu - June 1, 2006 at 06:08 PM           |  


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