個人ニュースサイトはエライ!……ブログに求められる「良質の編集者」とは、すなわち彼等のことか?


ブログなどの面白いページを羅列してタイトルとURLを紹介する個人ニュースサイトが巨大な集客力を持つようになっている。これを面白くないと感じる「真面目な」ブロッガーは多いみたいだが、よく考えてみると、ああいうブログ(個人ニュースサイト)こそがいまネット社会が求めているものじゃないか、と思う。

ブログとは何であるかというような難しい話は小生にはできない。言えることは、いま現に存在するブログがすなわちブログであるということぐらい。ブログ開設数は日本でもう300万を越したという。皆それぞれに個性があるだろうから、300万のブログスタイルが存在する。皆それぞれにオリジナルであろうから、これもまた300万の「オリジナル情報」が存在する。でも、全てを読むのは不可能。たくさんブログを読むという人でも、「たまたま」自分が遭遇したブログ情報を読んでいるにすぎない。

これは不思議でも何でもない。現実の社会生活においても同じことが言えるからだ。情報は無限に存在する。活字情報だけに限定しても無限に近い。だからその無限大の情報量を精一杯取捨選択してまとめ、まとめた情報を必要とする人に提供する職業が発生する。情報収集屋であり、通信社であり、更にそれを取捨選択する新聞社。更にその新聞情報を分析し取捨選択する調査マンなどの職業だ。要はこれら全て「編集の仕事」なのである。

以前のエントリーで玉石混淆のネットであるからこそ、いまネットは「良質の編集者」を必要としていると述べた。個人ニュースサイトは、いわばこのネットユーザーのニーズを先取りしたからこそ、ここまで集客力を発揮するようになったと言えるだろう。このような個人ニュースサイトが多数存在するからここそ、ネットユーザーは自分の特殊な趣味に合わせて情報を収集して毎日提供してくれる「自分好みの」個人ニュースサイトを選ぶことができるようになったのである。彼等こそが、ネットユーザーにとっての「良質の編集者」なのである。

ちょっと誉め過ぎかな。それは今朝たまたまある個人ニュースサイトが、散人の「江戸時代の銭湯」などのエントリーを紹介してくれたばかりに、彼等のページ経由でいやはや朝から6000近いユニーク・ビジターが当サイトにやってきているので、彼等の威力に驚くと同時に、すっかり尊敬するようになったためだ。彼等は、いまやネットで一番エライ「編集者」なのだから、足を彼等に向けて寝るなどもってのほかのことだ。

散人もその「編集者」の仕事をしてみたくて個人ニュースサイトもどきのものを作ったことがあるが、あれはなかなかたいへん。とてもあれだけの面白い記事は集められないのだ。せいぜい一日二三件見つけるのが精一杯というところなのである。彼等には体力もあることを身にしみて実感。

ということで個人ニュースサイトはエライ。願わくば、小生の趣味にあった個人ニュースサイトを誰か作ってほしい。あれば絶対にそのサイトに、はまり込むと思う。

ちなみに小生が作ってみた「個人ニュースサイト(もどき)」とは、サイドバーの上の方にリンクがあるが、次のもの:

余丁町散人の獺祭袋
獺祭袋(Bloglines)

自分の趣味に沿った情報を集めただけのもので、本来的には自分のためのものではあるが、共通の趣味を持った方のためにも役立つと考え、いまは公開している。時々覗いて見て頂ければ、幸甚です。

Posted: Wed - May 25, 2005 at 07:18 PM           |  


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