「少子化恐れるに足らず、中国の“一人っ子”は激烈な競争で鍛えられた」(肖敏捷)


今朝の日経で大和総研(香港)の主任研究員肖敏捷氏が「日本も一人っ子を鍛えよ」と題してすごいことを書いている。「ゆとり教育」とか「優しい社会」とか言っている人はぜひ読んで欲しいな。このままじゃ中国に負けちゃうよ。

「領空侵犯」というインタビューだが、さわりを紹介する:
(質問)日本では出生率が低下して問題になってますが、中国では昔から「一人っ子政策」を実施してますよね。
(肖氏)76年の文化大革命後に育った一人っ子世代は激烈な競争に耐えられる能力を持ち、中国数千年の歴史の中でも、もっとも優秀な世代ではないでしょうか。
(質問)甘やかされたはずの一人っ子がなぜ強いのですか。
(肖氏)一人っ子同士の高レベルの競争に晒されたからです。家では甘やかされても外に出ればみな一人っ子。しかもに家族の期待が一心に集まっているだけに 切実な使命感で考えざるを得ない環境にあります。アテネ五輪に出場している中国選手の多くは一人っ子世代ですが、金メダルの数は過去最高になるのではない でしょうか。
(質問)日本が少子化を社会の活力の源泉に転じるにはどうすべきでしょう。
(肖氏)日本も教育の場にもっと競争を導入して、社会全体の緊張感を高めることが必要ではないでしょうか。グローバル化とは国と国の競争ではなく、個人と個人の究極の戦いです。

個人的な経験から断言できるが、中国の若い世代の能力・競争力はすごい。なにせ国際舞台に出てくるのは数万人に一人の超エリートなのだから。しかもこの超エリートクラスが何万人も存在するのだ。

小学校の運動会で「皆で手をつないで仲良くゴールイン」なんてやってる場合じゃないと思う。以前お茶の水女子大の耳塚教授が若い世代の甘ったれぶりを批判する記事を書いておられるのを当ブログで紹介したが(ここ)、それに対する若い世代(多分)のコメントに驚いた。競争がない社会こそが今後の国際社会(共生社会)だと信じているのだ(このコメント)。ゆとり教育の「成果」については、聞くには聞いていたが、散人は絶句してしまったのである。

蛇 足ながら一言付け加えたい。こういう競争否定世代でも社会に出れば必ず競争が待ち受けている。鍛えられていなければ完全に負けてしまう。完全に負けるとど うなるか。昔から決まっていることだが、多くの脱落者は「衆を頼んで」行動するようになる。昔は「ヤクザ」いまは「ウヨク」か。


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Posted: Mon - August 16, 2004 at 11:34 AM           |  


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