「外交は急いだ方が損をする」(中曽根康弘)


昨晩のNHKで中曽根康弘は言いました。産経 にも出ている。
中曽根氏は、死亡などとされた拉致被害者10人の安否確認に進展がなかったことについて「もう少し粘って金総書記の認識を改めさせることが大事だった。外交は急いだ方が損をする」と苦言を呈した。
小泉首相が日朝平壌宣言を順守する限り経済制裁は発動しないと明言したことにも「北朝鮮は核拡散防止条約(NPT)脱退を表明しており平壌宣言をもう破っている。そういう時に、制裁を実行しないというのは言い過ぎだ」と厳しく批判した。
そんなこと小泉首相は百も承知だった。でも小泉さんには急がねばならない理由があった。

北朝鮮での会談の開口一番、金正日が「複雑な事情がある中ようこそいらっしゃいまし た」といみじくも皮肉をいったように、政局は「複雑な事情が続出」の状態で、このままじゃ小泉さんもやばかったから。年金未納でのウソ・ホント問題とか、 イラク自衛隊派兵の可否とか、年金法案の妥当性とか、官房長官の政治献金未報告問題とか、そういうややこしい問題からいっぺんに国民の目をそらせることに 成功した。

日経の世論調査 でも内閣支持率は一挙に上昇:
日 本経済新聞社が23、24両日に実施した世論調査で、小泉純一郎首相と北朝鮮の金正日総書記との首脳会談を評価する人は65%に上り、評価しないと答えた 人の33%を上回った。内閣支持率は前回4月調査の48%から56%へと8ポイント上昇した。不支持率は35%から5ポイント低下して30%になった。

小泉首相の見事な作戦勝ちとしか言いようがない。

もちろんその対価として支払ったものは、日本の国益と言うことになろうが、それは小泉さんが個人的に支払うものじゃないから、「コレデイイノダー!」

風鶏爺という隠居も小泉首相のことを誉めている↓

「小泉君はよ〜やっとる、ワシが渡した危機管理マニュアル通りじゃ」(風鶏爺)

Posted: Tue - May 25, 2004 at 09:18 AM           |  


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