「人の作品には真贋があるが、石には贋物がない」(日経春秋子の引用)


これ:
NIKKEI NET(日経ネット):春秋 : "展覧会の図録から、石拾い歴31年の津軽の人の言葉を引く。「石はそのままで自然の芸術。人の作品には真贋(しんがん)があるでしょ。石には贋物(にせもの)がない」。"
石にもいいものとつまらんのがある。ゲーテが石のコレクターだったって知らんかったけど、何でもかんでも集めたんじゃないだろう、人の作品でいいものとつまらんものがあるのと同じだ、と絡んでみるのもいいけど、まあ「贋作」はないのは事実だし、高齢化の時代に石集めってのは案外流行るかも。

昔の老人は石を集めるのが好きだった。日本庭園とは要するに集めた石の展示場なのだ。人の趣味の発展経路として、最初は動くもの、つまり動物や昆虫。次は植物、つまり植木や盆栽。最終的に鉱物、つまり石となるというのは、よく言われることだが、「無能の人」の時代にはすでにしてあまりにも年寄り臭い趣味と見なされるようになっていた。それがなんとも言えない悲喜劇を生むのだが、もう一度広く流行らせようと言う心意気や善し。

散人は子供のころからヘンな子供だったらしく、石が好きだった。庭の池にあったとんがった緑色の石を奇巌城に見立てて何時間も遊んだものだ。今度山に行ったら石でも探そう。武田泰淳も富士山の溶岩を集めて喜んでいたらしいし。

Posted: Sun - November 11, 2007 at 04:25 PM           |


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