「国民の命を守るのは政治家の最大の任務だ」(ブラウン英新首相)


今晩のNHKでブラウン首相が言った言葉(↓事件を受けて)。格好良かった:
<ロンドン爆弾>乗用車に 無差別テロ未遂との見方も | エキサイトニュース: "ブラウン首相は29日、「英国は治安面で深刻な継続的脅威に直面している」と語った。 "
それに比べて、泣けるほどお粗末なのは久間発言。

「原爆が落とされなかったら日本はソ連に占領されていただろうから(広島長崎の市民が死んだが)あれでよかった」とする久間発言は、根本的に掲題のブラウン首相の哲学の180度対極に位置するものだ。自分の「政治的美意識」のためには国民が死んでも「仕方がなかった」とするのか。散人もソ連は嫌いだ。でもたとえ北海道がソ連に占領されていたとしても、今となっては西ドイツに統合された東ドイツみたいなもんだろう。ソ連に占領されることで市民がどれだけ死んだかについては、これは頭の体操でしかすぎない。仮想のものである。かえってニッポンのウヨが大好きな「社会主義的平等システム」と「格差是正」がより実現されていたかも知れないのである。

ともあれ、これは「イフ」の世界。「現実に」発生した広島・長崎の被害と、頭の中で考えてたにすぎない損失を「計量的に」損得を比較して、死んでしまった市民の犠牲者は「仕方がない」で済ませることはとうてい出来ない。算術の問題ではないことは、ブラウン首相の信念を見てもわかるだろう。

この人(久間大臣)は評論家を気取りたいようだが、政治家と評論家は違う。評論家になりたいのであれば政治家にならない方がいい。

こんなアホ大臣を安倍「ボクちゃん」ウヨ首相は強力に弁護する。久間は自民党としてはリベラルだ。それをウヨである安倍がかばう。不思議なことだ。自分の責任を回避するためであり、選挙のためにはなんでもありなのである。

しかし、安倍ボクちゃん総理の閣僚への指導力が「致命的」と言ってもいいほど欠けているということは、今や誰の目にも明らかになった。だから閣僚はトンデモ発言を繰り返すのである。閣僚の中にも「安倍ボクちゃん総理はもう引退した方がいい」という気持ちがどこかにあるからだろう。だから、それぞれ言いたいことを言っている。

こういう指導力に欠ける総理に、ニッポンの将来をまかせることは、とても危険であると思う。

Posted: Sun - July 1, 2007 at 09:19 PM           |


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