「財政破綻の原因は、例外なく、組合に支配された革新知事のばらまきだ」(中川秀直自民党幹事長)
中川氏は、自民党としてはリベラルなので比較的好感が持てるが、掲題の発言(北海道知事選での応援演説)はいただけないと思う。中川氏の「組合」という言葉は「労働組合」を指していることは明らかだが、あんな連中はかわいいもの。本当の財政破綻の元凶は、組合は組合でも「農業協同組合」とその組合員の利益のための「公共事業」だ。
地方の経済構造は、どんぶり勘定であり、産業別とか職種別の差異はあまり意味を持たず、所詮みんな一緒。農村地主の家族が、市役所の職員だったり、教員だったり、土建屋を経営したりしている。その地域ムラ社会を束ねているのが、戦前では農業会、いまは農協だ。中央(都市住民)からぶんどってくるお金は、みんなにおおむね公平に配分される仕組みとなっている。採算性なんかを無視してどんな公共事業でも、やればやるほど、地元住民のみんなが利益を享受できる構造となっているのだ。だから公共事業に歯止めがきかない。これが地方自治体の財政破綻の根本原因だ。労働組合なんかではない。中川幹事長は、そのへんの仕組みを当然熟知しているはず。それを知りながら、選挙に勝つためとなれば、スケープゴートとして労働組合を持ち出す。確かに仕事らしい仕事もせずに組合に守られて終身雇用制度の上にアグラをかいている企業の従業員は問題である。でも、所詮彼らは庶民。どっかの「組合員」ほど、あくどくは儲けていない。中川さんですらこういう演説をしなければならないとすると、自民党もいまやなりふり構わず、本来の「農民党」に先祖返りをしているということだろう。PS)日米構造協議で無理やり受けさせられたとする630兆円の公共事業も農水族は内心大歓迎だった。彼らはおかげでたいへん儲けた。ツケを払うのは都市住民だから、彼らは勝ち逃げ。あの鉄面皮「光熱水費」農水大臣の松岡利勝氏の地元熊本県の状況はこうなっている(松岡議員は高速道路建設で大儲けしたらしいが地元財政は破綻寸前)↓崩壊寸前の熊本県財政と国の財政
Posted: Thu - March 22, 2007 at 08:06 PM
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