「電車の中で、決して女性に謝ってはいけない」(阿川弘之)


今月の文藝春秋でとても身に詰まされる話があった。作家の阿川弘之氏は電車の中で文庫本に熱中する余りつい隣の女性に体が接触してしまい、相手が不愉快そうにしたので礼儀上つい「どうも失礼しました」と謝った。女性は何も答えずそっぽを向いたままだったらしいが、この話をそのへんの事情に精通している友人に語ると「それはそういう場合、絶対に口にしてはいけない一言なんです」と忠告されたという。

友人は言う:
失礼をしましたとは、失礼な行為をしたと自ら認めることになるからです。少なくとも検察官や裁判官はそう解釈します。警察の調書に「私は失礼しましたと被害者に謝り」と書き込まれて署名捺印してしまえば、あとあとそれが、痴漢行為をしたという重要な証拠として扱われる。自白しておきながら一方では未だに犯行を否認するのは、反省の態度が見られないと、裁判官の心証が悪くなっていくらしいんです。

それは、知らなかった。男性諸君、これは知っておくべきことですよ。

ニッポンは、ますますヘンな方向に流れつつあるように見える。散人も阿川弘之が言うように「男性専用車両」が欲しい。

Posted: Mon - March 19, 2007 at 07:46 PM           |


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