「花もまた、世上の塵」(良寛)


たまたま読んでた雑誌に興福寺貫首の多川俊映氏が良寛の言葉を引いておられた。味わい深い:
清浄深く探り得れば
花も還(また)、世上の塵
意味するところは、多川貫首によれば:

「きれい・きたないは、考えてみれば、比較相対の価値判断にすぎない。美醜には独特の、好みの問題も存在する。その好みは、おおよそ移ろいやすく、そんなのに拘泥しているかぎり、ものの本質なんてみえてこないよ」ということらしい。

安倍総理は国会でまた例の「美しい国」を連発。「そんなものに拘泥しているかぎり、ものの本質なんてみえてこないよ」……僕が言ったんじゃない、興福寺の貫首が言っている。

閑話休題。この「花」というのは他にもいろんな言葉で置き換えることが可能。たとえば:
  1. ルイヴィトンのバッグ
  2. 大間の天然マグロ
  3. 一匹3000円の関鯖
  4. 天日干しのコシヒカリ
  5. レクサス
  6. 4万円の焼酎
  7. こだわりのイナカの純米酒
  8. ぶったくり鮨屋
  9. テレビで有名になったあのイタ飯屋
  10. 20万円のメロン
  11. 高級感が売りの海外旅行団体ツアー
  12. こだわりの無農薬有機野菜

注意深く、散人が拘泥するものは除外した。

Posted: Thu - February 1, 2007 at 05:23 PM           |


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