「戦略は細部に宿る」(竹中平蔵)


今日の日経の「経済教室」に竹中平蔵が書いている。今さらとの感もあるが、いいことを言っている。安倍政権は詰めが甘いと。

例えば、社会保険庁改革では強制徴収を国税庁に「移管」する方向で話が進んでいたはずだが、急に「委託」という言葉にすり替わったという。「移管」と「委託」では本質的に意味が異なる。こういう風にしてみんなが気がつかないところで規制改革の骨が抜かれつつあるという。官僚行政の裁量に任せておけば、規制改革は骨ぬきになってしまうと竹中は警鐘を鳴らす。

正論だと思う。「細部」に関することは一般人には分かりにくいし、マスコミも注目しない。こういう風にして「総論賛成」である振りをしながら「細部」で改革は骨抜きにされつつあるのだ。農業の生産性を高めるという趣旨の直接支払制度にしても「集落営農ならいい」という「細部」での骨抜きが認められたゆえに、法律は根本から歪められ、我々の税金は農村へのばらまきに終わって逆に既得権を強化してしまい、日本農業の生産性をさらに低下させることにつながってしまったのである。

ニッポンの既得権者は恐ろしいまでに悪賢い。一般国民の理解を超える「細部」で、彼らの既得権を強化するための法案文言の修正が着々と進んでいる。コンビニでおにぎりを買う度に消費税をぶんだくられている都市貧民は、彼ら地主既得権者にいいように搾取されているのだよ。もくちょっと怒れ!

Posted: Fri - January 5, 2007 at 09:37 PM           |


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