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「立ち読みは万引きと同じ!」(音楽評論家、湯川れい子)


今朝の日経「領空侵犯」インタ ビュー。湯川れい子氏は「立ち読みは万引きと同じ犯罪行為である」とご立腹。ふ〜ん。

曰く:
  1. 立ち読みは『盗み読み』という立派な犯罪。
  2. 立ち読みによって、作家が損害を被るばかりでなく、本や雑誌は日本の知的財産であり、立ち読みによって国家的な財産 が侵害されるのである。
  3. このまま立ち読みを許し続ければ、誰もよいものを出そうと思わなくなり、次世代の才能は育たず、日本の文化は衰え、 国の力が低下してしまう。
  4. グーグルが世界中の書籍をネットに載せれば、『ネット盗み読み』が増えかねない。
  5. 図書館に行く人と立ち読みする人は人種が違う。図書館はいいのだ。
  6. どうすればいいかだが、知恵はない。結局、一人一人のモラルに訴えることと教育で徹底するしかない。

どうすればわからないのだったら言うな、というところだが、いやはや過 激。これほどまでに、現代の作家や音楽家は「お金」を意識して仕事をしているのかと考え込んでしまった。昔の人は(いわゆる人類遺産のなっている古典を書 いた人たち)は、それで儲けようとして書いたのではないと思うが(例外はあるが)。

もちろん作家と言っても人間だから、霞を食っては生活できない。印税は守 られるべきだ。でも「作家が死んでから70年間」も保証しろというのはどんなものか(国際的整合性とのことだが、日頃はアンチグローバリズムを主張するセ ンセーたちが、この点に限ってはグローバル化賛成だからおかしい)。印税はいい作品を作るための生活費の保証という意味なら、死んでからは要らないのでは ないか?

蛇足:著作権も相続税の対象となる。直近の三年間の印税収入の50%を基 準金額として、将来に渡って印税収入があると仮定し評価倍率をかけて複利計算で現在価値を推定し課税される。死ぬ前に(瞬間的には売れるが将来は売れそう にないような)大ベストセラーなんか書けば大変なことになる(渡辺淳一先生、お気の毒)。著作権を70年間に延長することで、一番喜ぶのは国税庁じゃない かな。

Posted: Mon - October 2, 2006 at 04:56 PM           |


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