「民主は“田舎党”になるの?」(日経新聞、土谷英夫)
今朝の日経「核心コラム」で土
谷英夫が言っていること。抜粋:
小沢氏の食糧政策に異議がある。小沢氏は「完全自給」を目指し、基幹農産物について、すべての農家を
対象に、市場価格と生産価格の差額を支給するという。農業での日本は「普通の国」ではない。先進国の中では農家の数が多く、一戸あたりの耕地が極端に狭
い。平均面積は1ヘクタール台で、英、独、仏の数十分の一。就業人口の中の農業人口比率は米国よりも高く大農産物輸出国のオーストラリアに近い。それでい
て自給率はカロリーベースで40%。生産性が著しく低いのだ。
政府は遅まきながら補助金を一定規模以上の農家に絞る「直接払い」を進める考えだが、小沢氏は零細農家切り捨てと反対する。(中略)
全農家を対象とした助成は、すでに農業を営んでいるという既得権益の保護ではないのか。
農業を「票田」と見れば農業人口は多いほどよく、補助金は広くばらまく方がよい。小沢氏は来夏の参院選で野党の過半数獲得を目指し、特に選挙区で29あ
る一人区が勝負だと公言する。一人区は人口が少ない農村地域と重なる。
これは散人が一年以上前から言っていたこと。来夏の参院選は「都市住民対農村エゴの対決」となろう。
勝負はどうなるか。一票あたり
の格差を考えれば、小沢「田舎党」が有利に見える。でも、農村にも非農業就業者もいる。また農業就業者の中にも、真の国益を考えるまともな人もいる。選挙
はやってみないと分からない。
もし小沢「田舎党」が勝つようじゃ、日本は売りだ。
追記)自民党といえば、ヒャクショウが基盤となってい
た政党。これはその通り。でも、ヒャクショウ既得権政党から変わろうとする現在のモメンタムこそ大切にするべきだ(だからこそ、そこを小沢につけ込まれて
いる)。21世紀のニッポンの対立軸はウヨでもサヨでもない。対立軸は「都市対農村」。選挙民はどっちを選択するかハッキリさせるべきだ。戦後のGHQに
よる農地解放で濡れ手の大儲けをして、その大儲け構造がそのまま続くべきだと考えている農村既得権勢力を排除できなければ、ニッポンの改革は永遠に実現し
ないのである。
Posted: Mon - September 18, 2006 at 12:51 PM
|