「本を読む人は、今も昔も、全体の1割」(インスパイア社長、成毛真)


成毛真氏は読書家だったんですね。文藝春秋の書評欄も担当されているとのこと。今朝の日経「領空侵犯」で不況不況と大騒ぎしている出版業界は努力が足らないとお叱り。

抜粋:
  1. 活字の衰退なぞ起きていない。昔から本を読む人は社会全体のせいぜい1割。逆に4〜5割はおカネを貰っても読まない。この比率は今でも変わっていない。
  2. いまネットの読者を奪われているのは、どちらかというと本を読まない人が買っていた大衆雑誌など。そんなものに収益を依存してきた出版社の方が悪い。
  3. 工夫すればいろんな本の売り方がある。
  4. 「文字・活字文化振興法」が成立したが、推進した人達の意図通り図書館への補助が大きく増えれば、ベストセラーでも何でもタダで読む人が増えるだけ。出版産業はますます疲弊する。

だ いたいその通りだと思う。一つだけ付け加えれば、現代は本を書いたり、それを出版したりすることで生計を立てようと考える人が増えすぎたように思う。昔か らそんな仕事は旦那芸のアマチュアの仕事であった。たまたま売れて儲かったら、それこそ儲けものと考えてやる仕事だ。これは永井荷風もいっているし、モン テーニュだってそう言っていたはず。大正時代以降、日本の出版業界や作家達は大儲けしたが、いささかバブル景気に酔いしれていたように思う。荷風が言うよ うに、小説家や文筆家を志す人はまず正業に就きなさい、小説を書くのはそれからでも遅くはない。若手の「小説家」という人達にあまりイージーな幻想を持た せるのはよくないと思うので、散人は小説の類は書店では買わずに図書館で読むようにしている。

Posted: Mon - August 15, 2005 at 04:09 PM           |  


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