「誰もが己の分を弁(わきま)えれば、すさんだ世も少しは落ち着く」(千宗室)


今晩の日経「あすへの話題」で裏千家家元千宗室の最後のコラム。名言か迷言か分からないけれど、「反発」と同時に「同感」。

「分を弁えろ」なんて聞くと、とたん反発してしまう。古くさい儒教精神だ。誰もが平等に発言権を持つのが、民主主義ではないのか? 誰もが分を弁えれば世の中は落ち着くかもしれないが同時に停滞する。得するのは既得権者だけだ。

でも、たしかに、現代日本社会では、ヘンな自己主張がよく見られるのも事実。○○家族の会とかの政治的な発言を聞くと「分をわきまえろ!」といいたくなる気持ちも、分かる。

思うに、誰もが自分の意見を発言していっこうに構わないものの、問題なのはその扱い方ではないか。それを自分の都合のよいように意図的に利用する特定の政治団体が多いのである。「分をわきまえて欲しい」というのは、本人ではなく、むしろそういう連中であるように思う。

Posted: Fri - June 24, 2005 at 11:40 PM           |  


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