「奇人とは敬愛の対象となる人、変人にはそれがない」(興膳宏)


京都国立博物館長の興膳宏氏がまたも蘊蓄を披露されている(日経)。「奇人」と「変人」はどこが違うか?

整理してみるとこうだ:
  1. 「変人」は和製漢語、「奇人」は中国の古典に見える由緒ある言葉

  2. 『荘子』大宋師編によれば、「奇人」とは人間世界でははずれものだが、天の世界の仲間となる人

  3. 「奇人」の「奇」とは「偶数」に対する「奇数」の「奇」、「はんぱでひとりぼっち」と言うこと

  4. 「奇人」はそもそも世間のケチな評判など、最初からあてにしていない

  5. 日本の奇人といえば、中江藤樹、貝原益軒、売茶翁、僧円空、僧契沖、池大雅など

  6. 「奇人」はのちのち敬愛の対象となるのに対し、「変人」にはそれがない

なるほどねえ。それにしても、
どこやらの国の首相は、変人という評判があるそうだが、

と書きだしておられるあたり、皮肉がきついねえ。

Posted: Sun - May 30, 2004 at 03:30 PM           |  


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