「セカンドバッグを抱える男は、銀座のホステスみたい」(千宗室)


日経夕刊「あすへの話題」(4/22)。裏千家家元の千宗室氏が手厳しいことを書かれている。でも、笑える。

曰く:
大抵のセカンドバッグは 抱えるスタイルだ。だからその手のものを持つ男は誰もが同じような姿勢となる。それは何かの姿に似通っていると気になっていたが、どうにも思い出せなかっ た。たまたまそんなある夕、銀座並木通りで(中略)これから出勤と思われる着物姿の女性達が、小ぶりのクラッチバッグでその胸元当たりを抑え、小走りに通 り過ぎていく。(中略)それから暫くして私はセカンドバッグを持たなくなった。

散 人はセカンドバッグなど使ったことはないが、大型手帳(ファイロファックス型)は使っていたことがある。むかしむかし英軍将校が、この手帳をトレンチコー トのポケットに入れていたおかげで銃弾が貫通せず命拾いしたというふれこみで、一時日本でもたいへん流行した。でも、どうにも持ち歩きに不便で、持てあま してしまった。いまから思えば男があれを持ち歩く姿も、さぞやカッコウ悪かったであろう。千宗室氏のご指摘で、今わかった。

散 人がこの十年愛用している手帳は、博文館新社の『No.57 横線ポケット日記(皮装)』だ。名刺サイズだから胸のポケットに入るし、ちゃんと鉛筆もついているから筆記用具を持ち歩くこともない。男は身軽なのが一 番。大量にメモする場合は手近にあるどんな紙でも利用する。メモは用済みとなれば捨てる。手帳に書き残しておかねばならぬ「重要」なことは、しょせんそれ ほど多くはないのである。

Posted: Tue - April 26, 2005 at 04:45 PM           |  


©