Quotation /「(ラーメン)名店の店内は暗い」(東海林さだお)


東海林さだおは言いました(週刊朝日「あれも食いたいこれも食いたい」):
(ラーメン)名店の店内は暗い。名店の名店度と、客の暗黒度は正比例する。
これは大真理ですね。たかがラーメン、もっと気楽に食べようよ。

今週の週刊朝日の「あれも食いたい、これも食いたい」コラム。思わず笑ってしまった。いわゆるラーメンの名店と言われる店の雰囲気をじつによく描写している。
満員の客が全員暗く頭を下げ、一言も発せず、黙々と箸で麺を上げ下げし、暗い表情でスープをすすり、首をかしげ、あるいはわざとらしく大きく頷き、あるいは感に堪えないというふうに天を仰ぎ、さすが、というように店主を尊敬のまなざしでじっと見つめ、・・・。(中略)おかしいぞ。こんな食い物屋、ほかにあるか?

言えてる、言えてる。ほんまにこんな感じだ。たかがラーメンではないか。もっと気楽に食べたいものだ。

何事にも「道を極める」というまじめな態度は、日本人のいいところでもあり、また退屈なところでもある。新宿のラーメン激戦区にすんでいると、こういう店を見ることが多い。いささか疲れる。

東海林さだおは、続いて三ノ輪にオープンした180円のラーメン店の紹介をする。この店(ラーメンいちばん)は「清潔で明るい店で、とにかく明るくのびのびラーメンが食べられる」とのこと。そう、むかしのラーメン店とはこんな感じだったはずだ。それが最近えらく難しいものになってしまった。伊丹十三の「タンポポ」が悪かった?

散人は守旧派だから、散人が贔屓にするラーメン店は、断固モスバーガーのチェーン店「ちりめん亭 」である。こんど三ノ輪の「ラーメンいちばん」にも行ってこよう。


Posted: Tue - October 14, 2003 at 01:37 PM           |  


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