「年金“世代間不公平論”は正しくない」(複眼子)


日経「大機小機」で複眼子がずばっと言われている。「年金“世代間不公平論”は正し くない」と。散人が以前から何度も書いてきたことだ。複眼子は、従来の私的扶助を公的扶助に切り替える段階では必然的に(算術的に)起こる問題であり、な にも不公平ではないという。当たり前の正論である。

問題は、なぜこんな子供でも分かる理屈が忘れられて、「不公平大合唱」が生じてし まったのかと言うこと。これは多分に政府に煽られたと考えるべきだ。つまり政府は若者の不公平感をあおることで、その不満を追い風として年金制度の改悪 (支給削減)を強行したのである。いまとなっては「不公平だ」と不満を言っていた若者世代が年金制度改悪の一番の犠牲者となったことが明らかになって、国 民は驚いている。いわば煽られだまされたのだ。ナイーブであった。

こういうことに限らず、日本人は一旦煽られるとトンデモナイ方向に突き進むことが多い。時々頭を冷やす方がいい。

尚、「大機小機」の複眼子とは著名なエコノミストである吉富勝氏の隠れペンネームだと思う。


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Posted: Fri - July 16, 2004 at 10:57 AM           |  


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