「私立探偵の的矢健太郎は“車に乗った荷風”だ」(川本三郎)
「東京人」2月号に川本三郎が書いている。昭和初期の東京を舞台にした藤田宜永の「モダン東京」シリーズの紹介。主人公の私立探偵は黄色いシトロエンで東京を駆けめぐるのだが、その様はまるで“車に乗った荷風”とのこと。藤田宜永という人は知らなかったが、このシリーズ買ってみようかな〜。
小学館文庫で全四冊、刊行されているとのこと。というのは、最近クルマで東京を出歩くのが面白くなっているから。日曜日なんか道がすいているので特によい。カーナビはあるからどんな迷路みたいなところに潜り込んでも迷うこともない。歩く東京散策は好きだったが、最近体力がなくとても荷風みたいに一日で10キロも歩けない。その点クルマは便利なのである。地下鉄を利用すると、点から点への移動となるので、街並みが移り変わっていく感じがわからない。地形もわからない。道ばたで何が起こっているのかも観察できない。その点クルマなら全部わかる。ガソリン価格が上がっているけど、それでもクルマの方が経済的でもある。クルマ版「日和下駄」。おすすめ。荷風がやったように、この道をどんどん行けばどこに通じているのかを試すのも面白い(クルマ版「葛飾土産」)。おかげで相当東京の道がわかってきた。そのうちタクシーの運転手でもやるか。
Posted: Fri - January 13, 2006 at 05:34 PM
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