BMWの日経全面広告のコピー……オモロイ!


今朝の日経を広げると、「こういう人にBMWを!」という文字主体の全面広告が目に付いた。いろんな意味で興味深い。一部をご紹介:

全ページを縦二つに割って、テキストが二段に分けて書いてある。左の段にはちょっと堅苦しいイメージの言葉、右の段にはそれとは反語のような遊び心入りの言葉の列。

例えば33ある文字列の上の方を少し紹介すると、こんな具合:

大人の哲学を持ち、
子供のような純粋さを持つ人
主流なのに、
心は反主流である人
スーツを着こなすが、
ジーンズもはきこなす人
寡黙ではあるが、
説得力のある人
人生も語れるが、
ジョークもうまい人
有意義も好きだが、
無意味なことも好きな人
後部座席にも乗るが、
ステアリングも握る人

以下延々と続く。

かっこいいな〜。でもたかが車(BMW)を買うだけで、こんな人になれると思ってはいけません。


これでお終いにしようと思ったけれど、顧客ターゲット戦略論的な蛇足を追加。

左の文字列は従来のベンツに乗る人のイメージ。右の文字列は、まさに今までBMWに乗る人に持たれているイメージ。そんなことだけではないぞ、とBMWは言いたいのだ。まあ、高い車だから、右列のイメージだけの人はなかなか買えないことも事実で、あながち外れでもない。こういう「場所取り」は早くやったものが勝ちなのだ。

こういうことを考えると、今度高級車市場に殴り込みをかけるレクサスに乗る人のイメージはどうなっているのかが気になるところ。基本的には、左列のイメージだろうが、ベンツとどう違うのか。どう差別化するのか、トヨタもなかなか苦しい。

蛇足の蛇足として更に付け加えると、こういうイメージづくりを「下に見て」すべてに超越するという手もある。単に無機的なまでの趣味のよさをクールに主張するアウディ車なんかがそうだが、レクサスとアウディではかなり雰囲気が違うので、それをするにはトヨタはシンドイかも。とにかく「己の位置する場所」を先に場所取りした方が勝ち、というのは今度の選挙で小泉さんが立証しているから、たくさん売るには早く「場所決め」をやった方がいい。

Posted: Thu - September 22, 2005 at 11:07 AM           |  


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